最近、生きていることを強く感じた瞬間があった。
籐i椅子に揺られながら、ぼんやり庭を眺めていた。
今盛りの紫色のシオンにヒョウモンチョウが翅を休めている。
キンモクセイが小春日に美しく輝いている。
心安らぐ思いに、いま自分が生きている幸せを思った。
ウラギンスジヒョウモン ツマグロヒョウモン♀
もう20年にもなる。もう駄目かと諦めた日々が浮かんできた。
これからの残された日々を、「心身永く閑かなり」つまり「心身永閑」を旨として送ろうと思うに至った。
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夜半に目覚め、寝付けずに枕元の兼好に目を通す。
しばらく日々の生き方が頭からは離れなくなっていた。
徒然草七十五段に
「未だ、まことの道を知らずとも、縁を離れて身を閑かにし、事にあづからずして心を安くせんこそ、しばらく楽しぶとも言いつべけれ。」とある。
中野孝次は 縁を離れて身を閑かに を「心身永閑」と表現し、こうした生き方が兼好の、徒然草の理想としたと述べている。
そんな折りに、文庫本「徒然草を読む」(上田三四二著)を手に取った。いつか読んだアンダーラインを再読した。
彼にとって、徒然草は「先途なき生」であり、兼好の唱道する生き方は「ただいまの一念」と述べている。
また、存命の喜びを純粋時間の筒の内に「心身永閑」の無事として味得する事を意味している。
兼好の隠遁は、その「心身永閑」のための手段に他ならなかった。と書いている。
期せずして「心身永閑」の二人の表現を見た。
さんたろうさんのブログにコメントしました。
ヒメシロチョウ嬉しいニュースです。
寒くなりましたね。
炬燵出しました。
お身体ご自愛下さい。
昨日久しぶりに 散歩していましたらマリーゴールドの花に止まっていた小さな白い蝶をみました 。モンシロチョウやモンキチョウがいっぱい飛んでいるのでその仲間かと思ったんですけど大きさがひとまわり小さいのでなんだろうと思いました。
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またあるっていたら不気味に綺麗な蛾の幼虫と思われるのが7匹ほどあちこちに見つけました。大きさは3cmくらいでした。
なんの蛾の幼虫なんだろうかと手を近づけると上体を草から話してぶるぶると震えて脅しているように感じました。近くにイラクサがあったんでしょうか、近づけた手がちくちくしました。
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ご面倒でもお暇なおりにご教示いただければとコメントしました。よろしくお願いいたします。
調べると、浄蓮寺には、水上勉家のお墓もあるようですね。
コロナ騒ぎで、信州行きも叶いません。
中野孝次氏には良寛や老子や掛け替えのない教えていただき、いつか、お礼もしたいと思っています。
お出かけの際はご一報ください。ご案内申し上げます。
どんな縁、思いがあったのでしょうか。
小生もお参りしたい思いです。
拙ブログに中野孝次関連を振り返ると、今更ながら中野孝次さんから教えられたものが大きいと感じます。
「風の良寛」「生きる知恵」「清貧の思想」「生き方の美学」など、座右の書です。
ブログ内で検索して振り返っています。
https://blog.goo.ne.jp/tosimatu_1946/s/%E4%B8%AD%E9%87%8E%E5%AD%9D%E6%AC%A1お身体大切にお過ごし下さい。
小生10月28日には82才を迎えます。
日々何も考えず、暮らしていますが、背中が痛むなど、体調は万全ではありません。
苦痛のない余生が送れるよう願うばかりです。
中野孝次の「清貧の暮らし」「ハラスのいた日々」
「良寛心のうた」などは昔読みました。
中野幸次ご夫妻は、志賀高原でスキーを楽しんでいた時期もありました。そして墓所を800年の歴史を誇る、長野県で最も古い浄土宗寺院の須坂市井上の「 井上山 無量寿院 浄運寺」に決め永眠しております。貴兄のブログを拝見し、まだ参拝はしていませんので、一度行ってきたいと思いました。