エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

蝶の分類

2007-06-14 | 昆虫
               【蛇の目が美しいクロヒカゲ】

庭でクロヒカゲが、ちょんちょんと木陰を飛んでいる。
我が家でクロヒカゲの初見が5/30だったから、もうあれから2週間になるが、同じ個体なのかとても新鮮だ。特に後翅の蛇の目紋の輝きは驚くほど素晴らしい。

昨日は会津若松でも真夏日、32.1℃を記録した。コミスジ、ホシミスジも初めて見た。もうすっかり夏本番を迎えた。

 ところで、最近のチョウの分類は変わってきていて、ジャノメチョウ科はタテハの仲間に分類されている。昨年発刊された「日本産蝶類標準図鑑」によると、例えばタテハチョウ科は、タテハチョウ亜科、イチモンジチョウ亜科、マダラチョウ亜科などで、テングチョウ亜科も含んでいる。また、アゲハチョウ科は、ウスバアゲハ亜科とアゲハチョウ亜科に分類されている。DNAなど分子系統や形態形質の検討や評価が正しく吟味され、系統的な研究により高次分類体系が整備されてきたらしい。
 もう50年も前、チョウに魅せられた少年が買い求めた、使い古した図鑑の分類とは一変し、種類やチョウの名も変わっている。
 しばらくは、チョウの種類ごとに、分布や生態、食草、異変など、図鑑でゆっくり調べてみたいと思う。

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