エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

ブルーリボン・バッジ

2006-07-07 | 日々の生活
 北朝鮮の拉致事件の報道を見るに付け、私はこの上なく辛く切ない気持ちになる。
そして、一緒にこの悲しみを共有することしかできない我が身が情けなく、もどかしく思う。これまでの横田さんご夫婦の辛さに、いつも込み上げるものがあった。
  13歳まで本当に幸せに暮らしていためぐみさんが、どんな思いで生き抜いてきたかを思うと、この残酷な事件にいたたまれない憤りを禁じ得ない。
今、ようやく世界の人権問題になりつつある拉致事件だが、拉致被害者の家族が団結してここまで到ったのだ。ニュースに見る耐え続けてきた佐紀江さんの言葉一つ一つに、やさしさ、強さを感じていた。子どもたちが助けを求めていると、我が子の生存を信じ続ける横田さんご夫婦も高齢になった。
 いつも、私に何ができるのだろうかを考えてきた。国民のすべての人々が個人のもどかしさを感じているのだろう。これまでのこの国の政府の対応はなんと消極的であっただろうか。もっと国がやらなければならないことがあるのではないだろうか。
 涙を流すだけでは前進しない。今できることを考えてみた。
遅がけながら、関連の本を読み始めた。そして、救う会の署名活動に参加した。これから、家族会・救う会の拉致被害者救出運動に少しでも協力したいと思っている。
また、先日、ブルーリボンバッジを家族分申込んだ。
 拉致された人たちが一日も早く帰れる日をこころから待っている。
 横田さんご夫婦始め、拉致被害者家族の願いが叶えられるように祈ってやまない。

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