自画像(1938)
県立美術館*で開催中の須田国太郎展を鑑賞した。初めて見る、黒の画家と謂われる須田の作品はどれも暗く地味なものだったが、じっくり観て歩くうちに、黒独特の奥深さに不思議な魅力を感じた。
ある時期、彼は「暗くなる」「色彩を失う」と制作上行き悩んでいたという。多くの作品の筆跡やひっかき傷に、制作中の彼の苦悩を想像した。「犬」や「鵜」「ペルシャ猫」などの動物画の黒に、顔を近付けて見入った。黒の世界に緑や赤が醸し出す色彩がすばらしく感じた。また、奈良盆地からの山並みを描いた「夏の朝」や、「八幡平」など風景画の明暗の陰影も何ともいえなかった。
19歳のときから謡曲を習い、生涯強い関心を寄せた能・狂言のデッサンは能の演者の立ち居振る舞いが必要最少限の線で描かれ、その描写に感動した。
今回、楽しみにしていた一人の偉大な、魅力的な画家の作品に触れることができ嬉しかった。求めた画集で彼のこだわった黒中心の作品をゆっくり鑑賞してみたいと思っている。
犬(1950)
*http://www.art-museum.fks.ed.jp/menu_j.html
県立美術館*で開催中の須田国太郎展を鑑賞した。初めて見る、黒の画家と謂われる須田の作品はどれも暗く地味なものだったが、じっくり観て歩くうちに、黒独特の奥深さに不思議な魅力を感じた。
ある時期、彼は「暗くなる」「色彩を失う」と制作上行き悩んでいたという。多くの作品の筆跡やひっかき傷に、制作中の彼の苦悩を想像した。「犬」や「鵜」「ペルシャ猫」などの動物画の黒に、顔を近付けて見入った。黒の世界に緑や赤が醸し出す色彩がすばらしく感じた。また、奈良盆地からの山並みを描いた「夏の朝」や、「八幡平」など風景画の明暗の陰影も何ともいえなかった。
19歳のときから謡曲を習い、生涯強い関心を寄せた能・狂言のデッサンは能の演者の立ち居振る舞いが必要最少限の線で描かれ、その描写に感動した。
今回、楽しみにしていた一人の偉大な、魅力的な画家の作品に触れることができ嬉しかった。求めた画集で彼のこだわった黒中心の作品をゆっくり鑑賞してみたいと思っている。
犬(1950)
*http://www.art-museum.fks.ed.jp/menu_j.html
しかし、この地「四賀」はまだ、梅が咲いている状態で、桜はまだまだといった感じです。楽しみは後にとっておく。
こちらはまだ数日かかりそうです。ようやくつぼみが膨らみました。サクラは20日頃と思います。会津五桜の鑑賞結果をブログに書きます。
4月にそちらへ行く予定でしたが、夏になりそうです。お会いできるのを楽しみにしています。