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エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

冬を前に チョウ コハクチョウ

2011-11-11 | Weblog

   今朝は冷たい雨が降り始めた。 朝夕かなり冷え込んできた。
 きのうは穏やかに晴れ上がり、冬枯れの山裾を巡った。
  道沿い農家の庭先に色とりどりの菊が満開だ。
 菊の花にはヒメアカタテハが温かい陽を浴びて無心で蜜を吸っていた。ピンクが好きなようだ。

ヒメアカタテハ

 畦の土手にはウラナミシジミが活発に戯れている。鱗粉も落ち、もう羽はかなり傷んでいるが、尾状突起は健在だ。このチョウ、ここで産卵するのだろうが、寒さには勝てないという。秋に南から渡ってきたものと言うが、本当だろうか。

ウラナミシジミ

ヤマトシジミ

ベニシジミ

 ノシメトンボ

 きのうは、先月初めに飛来したハクチョウが目的だった。
 いつも行く笹山の浜にはカモたちもいなかった。中田浜にも少なかった。
 湖水に浮かぶ麗しの磐梯を撮りながら崎川浜へ向かう。

 笹山浜

中田浜

中田浜

 

崎川浜

 中田浜~崎川浜

、落ち葉で埋まった細い道を下ると崎川浜の松林が見えた。
  「霜幾たび降れど松ヶ枝の永久に緑の美しきかな」あらためて、松の緑の美しさに堪能した。

 水鳥の天国、雪の季節には賑やかな浜にも、時が止まったように静かだった。
 鳥インフルエンザ問題以来、ハクチョウの行動パターンが変わったようだ。

 3時を回るころ、浜を離れて湊の田に出ると、5~60頭のコハクチョウの集団が、見えた。

  すっかり乾いた田の切り株に餌をあさっていた。

 コハクチョウのみならず、野生動物に餌を与えることは生態系への影響があることは分かる。これが自然なのだろう。

 しかし純粋無垢な水鳥たちを前に「哀れ切なし」の感はぬぐえない。

 静寂に、あの切ない鳴き声が響いていた。「白鳥は悲しからずや・・・」とつぶやきながら、しばらく一緒に過ごした。
 白秋の「しらとり」は海に漂うユリカモメに違いないと思っている。
  目の前の田に集う冬の使者コハクチョウもまた、本当は青い湖水の波間に漂う姿が似合うはずだ。麗しの磐梯を背にして・・・。
 これから訪れる厳しい冬を前に、どうか元気で春を迎えろと祈った。

 


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
白鳥飛来 (マーヤンです。)
2011-11-11 13:45:06
冬の風物詩白鳥が訪れましたね。こちら安曇野への飛来は(2011年)10月10日に確認しました。そちらも、そのようですが、鳥インフルエンザの国内での発生状況を踏まえ、白鳥湖へおいでになった皆様に給餌を遠慮いただいたり色々な規制があるようです。蝶、初め湖水、白鳥、の写真が良いですね。マッチャンのカメラは一眼レフだと思いますが、画素数はかなりあるんですね。メーカーはどちらのです。
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カメラ (会津マッチャン)
2011-11-12 09:18:00
ずっと前は、コンデジフジのFinePix4500でした。3台同じ故障で、今はニコンCOOLPIXです。
1眼レフはキャノンEOSキッスデジタルをしばらく使っていましたがもの足りず、この春からCanonの同じKissX4に換えました。1800万画素で問題ないのですが、レンズがイマイチです。
上はきりがないので、「足を知る」でいます。
でも毎日写すのが楽しみです。
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ピンクの菊にヒメアカタテハ輝く (ヒメオオ)
2011-11-13 19:37:54
ヒメアカタテハ、ウラナミシジミ、ヤマトシジミ、ベニシジミ何れも成虫越冬出来ないチョウ達ですが、残された晩秋を健気に謳歌している姿がとっても輝いて見えますね!
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Unknown (会津マッチャン)
2011-11-14 07:34:51
健気な虫たち、愛おしくてなりません。
そろそろ雪の季節です。
庭のホウノキ、ハクモクレン、ケヤキ、サクラはすっかり葉を落としました。トウカエデが色付いてきれいです。
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