エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

デジカメでチョウを撮る

2006-07-09 | 昆虫
《ウラギンヒョウモン》
        
 昨日の午後、そろそろオオムラサキが出始めたかを確認に、2時間ほど外出、東山方面へ行ってみた。
写真に撮ったのは、チョウ類はヒヨドシチョウ、アカタテハ、モンキチョ、テングチョウ、クロヒカゲ、ヒメシジミ、キアゲハ、ウラギンヒョウモン、スジグロシロチョウなど、トンボ類はコシアキトンボ、オオシオカラトンボ、ヨツボシトンボなどだった。
 相変わらず異常発生したテングチョウがあちこちで吸水に群がっていた。そこにヒオドシチョウが数頭、テングチョウと追いかけっこをしていた。ヒオドシチョウは羽化したてで鮮やかな朱色が美しく、特に後翅外縁部のブルーが輝いていた。
 
沿道には結構クララが多いことに気づいた。白い花が穂のように咲き、クマバチが花筒に潜って蜜を吸っていた。クララは絶滅危惧種のオオルリシジミの食草である。私の小学校の時求めた蝶類図鑑には、オオルリシジミは会津若松などに生息すると代表的地名として紹介されている、今はもう絶滅してしまったようだ。クララがあるので、殖やすことは可能ではないだろうか。何とか殖やして会津若松の代表的なチョウにしたいものだ。

蝶は美しい。アザミに無心で吸蜜するモンキチョウ、ウラギンヒョウモンに静かに近づき、ファインダーを覗く。肉眼に比べて数段美しいいのちが見える。息を殺してシャッターを切った。
少年の頃、捕虫網を持って山道に蝶を求めた日が、遠く、懐かしく思い出された。今、補虫網をカメラに置き換え、期待に胸はずませて登る山道に、4、50年を隔てても、同じ感動が湧いた。
 カメラのレンズを通して初めて分かるチョウの習性なども楽しい。また、デジカメは便利だし、PCで拡大して観る楽しさは何とも言えない。
 これからもファインダーを覗いて、いつまでもチョウの美しさに魅せられたいと思っている。

《ヒオドシチョウ》
《コシアキトンボ》  

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