エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

ホシミスジ

2009-08-28 | 昆虫
       ホシミスジの羽化 2006.8.29


ホシミスジはことのほか愛着のあるチョウだ。十数年来我が家の庭のわずかな空間で棲息しているチョウだから。いつもスイスイと、悠然と庭を舞っている。

 ホシミスジ

 最近。2つのホシミスジの蛹を確認していて、その羽化を楽しみにしていた。その矢先に、何物かに命を奪われてしまった。
 数日前に、色も変わり、明日は羽化かと待っていた蛹が尾の一部を残して無くなってしまったのだ。そして、きょうは、もう一つの、昨日最後の服を脱ぎ去って完全な蛹になったばかりの蛹も消え失せてしまった。垂れ下がったばかりの蛹は、終令の突起の跡がまだ残っていて、終令幼虫の尾に近い部分の緑色が印象的だった。

 いずれも、葉のない細い枝の先を選んで蛹化したもので、よく目立ってはいた。一頭が無くなったので、保護も考えた矢先であった。
 一体犯人は誰だろうか。クモを心配していたが、巣からは離れていたので大丈夫と思っていた。多分、ハチかトンボではないかと思われるが、分からない。

 蛹化 2009.8.25

 蛹化 2009.8.26

きょうも一頭が舞っていた。また産卵し、無事に育って来年も是非姿を見せて欲しいと願わざるを得ない。 庭にはユキヤナギが他にも数か所ある。また、シモツケも食べるようなので他にいないか、丁寧に探してみようと思っている。
 庭ではコミスジも見かけるが、食草のユキヤナギに蛹化しているのでホシミスジに違いない。いずれも、今年2化目の個体だったはずだ。一昨年、羽化を観察できたが、今回も楽しみにしていたのに残念でならない。
(2009.8.27)


ホシミスジの産卵 2005.7.15



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