孫の1才の誕生会に招かれてお祝いに行った。息子の嫁さんの実家にお世話になっての誕生会だ。いわきでは1歳の誕生日に1升餅を風呂敷で包んで背負わせてお祝いをする習慣があるという。会津にはない行事だ。
こっちの孫も連れてみんなで行きたかったが、今回は末娘とジジ、ババの3人で出かけた。お祝いなのでお酒をいただく → 帰りは娘の運転というわけ。
夏祭りに我が家で会ってから1ヶ月、紗英ちゃんは上手にハイハイが出来るようになっていた。
紗英ちゃんに一升の丸いお餅を背負わせた。一升の餅は約2キロ弱もあるからちょっと重すぎる。背負ったまま動けずに、困ったようなしぐさがとてもかわいかった。
一生餅の由来は地方によって諸説あるようで、ネットで調べたら、地方によって、誕生餅、一升餅、一生餅や踏み餅、背負餅(しょいもち)などと呼ばれる伝統的行事とあった。
あれから1年になったのか。
誕生したとき病院にお祝いに駆けつけたころの、ちっちゃい赤ちゃんが浮かんだ。
生まれてちょっと保育器に入った紗英ちゃん。少し心配したけれど、すくすく育ち満1歳のお誕生日を迎えた紗英ちゃん。家族に囲まれお祝い出来る幸せが嬉しかった。
いわきのお父さんと杯を酌み交わした。しばらくぶりの昼のお祝い酒が美味しかった。いわきのカツオの刺身は、会津とはひと味違って新鮮そのものだった。皮付きの刺身も珍しくいただいた。ヒラメの刺身もあった。ナスの漬物、糸カボチャの酢の物、茶碗蒸し、カツオの煮付け、鶏の唐揚げ、手の込んだサラダ・・・、五目おこわ、美味しいお吸い物も格別だった。食べきれないほどのご馳走をいただき、しばしのなごやかな誕生会を過ごした。
あまりに美味しいお酒に時を忘れたが、横のテーブルでは子どもたちや女性軍がにぎやかに笑いながらバースデーケーキを囲んでいた。
健康を取り戻し、ゆっくり杯を重ねている自分を自覚しながら、あらためてありがたい幸せを感じた。
若松まで約130キロ、高速代は日曜割引の1000円、後部座席でほろ酔い気分で我が家を目指した。台風が近づいているらしく、時折雨にあいながら無事帰宅した。
(2009.8.30)
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