エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

磐梯町の龍ヶ沢湧水

2009-08-27 | 街中散歩

ラックがいなくなってからは、散歩はしていない。足が弱ってはと、里山を巡ってなるべく歩くようにしたい。
 ときどき行く磐梯山麓へ車を走らせた。いつもの西の山麓から約1キロ、龍ヶ沢湧水まで足を伸ばしてみた。



水源へは実に30年ぶりだった。ここは日本名水100選に選ばれた磐梯西山麓湧水群の代表的な湧水で、猫魔山系の火山活動によって生まれたらしい。
 湧水までの林の道の入り口には「クマに注意」の表示看板があった。通り過ぎる草むらにはマユタテ、マイコ、ナツアカネ、ノシメトンボなどが風に乗って舞っていた。すっかり秋の風情だった。

 マイコアカネ
 マユタテアカネ
 マユタテアカネ
 ナツアカネ

松林を抜けると薄暗いスギ木立の中を進んだ。途中地面が濡れてくると、クロヒカゲが数頭飛び出し、ヒメキマダラヒカゲが吸水していた。林の中の日だまりにはコミスジや鱗粉の落ちたウラギンスジヒョウモンが離れずに舞っていた。写真を撮りながら、約20分で水源に到着した。水源の脇には説明案内板が立てられ、きれいに整備されていた。



 ウラギンスジヒョウモン


 吹く風は涼しく、多少かいた汗が引いた。巨石の間からこんこんと湧き出る水で喉を潤した。登ってくる途中のミズヒキはすっかり咲いていたが、水源近くのミズヒキはようやく蕾が見え始めたところで、しかもどれも葉に茶色のVの字の模様があり興味深かった。
しばしくつろいでからすがすがしい気持ちで下った。途中、メスグロヒョウモンやカラスアゲハが勢いよく追い越していった。

Vの字が目立つミズヒキ

帰路、塩川のジャコウアゲハのポイントへ寄ってみた。ジャコウアゲハはこの時期に沢山いるのだが、♂1頭が柿の葉に羽を休めていた。畑のお花畑には、キタテハ、モンシロ、イチモンジセセリなどが飛び交っていた。中でも、翅のほとんど破れた痛々しいモンシロチョウが白いエゾギクを好んで選び密を吸っていた。

 ジャコウアゲハ

 オオチャバネセセリ

 痛々しいモンシロチョウ

 出発9時45分、帰宅12時半、合計3~4キロ程度歩いただろうか。毎日、せいぜい歩くようにしたいと思っている。

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