
満開のドクダミの花がしっとりぬれてさわやかだ。

梅雨と言っても毎日雨ではない。昨日は好天、また明日、明後日は晴れる予報だ。
昨日は深夜までサッカーW杯の感動に浸り、その後眠られずに睡眠不足の一日だった。
庭で下草などを取りながらのんびり過ごした。
小梅がかなり風で落ちていたので、手の届く範囲で収穫した。見上げると、白加賀梅がびっしりなっている。そろそろ獲ってもいいかも。

梅の木の下のヨモギは育ちがよく、虫も付かず立派なものだ。
そうそう、今日は旧暦の5月5日に当たる。菖蒲湯ならぬヨモギとドクダミの葉を束にして湯船に浮かべた。妻に所望されたが、効果があるものか。
いま、黄色い大輪のバラに続いてオレンジのつぼみも開いた。サツキ、八重のバイカウツギも満開きだ。
マツバギクもシランもユキノシタもそれぞれ可憐に咲いている。







スイカズラの甘い香りに誘われクマバチが翅音を響かせている。
スイカズラは別名をキンギンカ(金銀花)という。初めの白色の花がだんだんと黄色くなり金色と銀色の花が混じって咲くからだ。
つぼみや花の姿、香りも大好きな花だ。

菊の葉上に、背中に鮮やかな黄色いハートのマークのあるツノカメムシを見つけた。
エサキモンキツノカメムシだ。本種は♀が産んだ卵を守る習性があるらしい。
ハートの形の紋の下、中心にもう一つ黄色いの小さい紋があった。
横には小さいるり色のハムシが付近に大量に発生していた。
黒地に赤星4ヶの四紋型のナナホシテントウを見つけた。模様にいろいろなバリエーションがあっておもしろい。
黒地に赤2紋のものや全体が黄色いのはときどき見かけるが、本来の7つ星はあまり見ない。
また、ミニトマトの葉を盛んに食べているのは ニジュウヤホシテントウだ。数えたことはないが、黒い点は28個あるのだろうか。
捕ろうとしたら死んだふりをして、ポロリと落ちた。


野菜の花もきれいなものだ。
春に植えたサラダの苗がきれいなコスモスのようなブルーの花をつけた。
説明のラベルには、多年生のチコリの一種「プンタレッタ」とある。ビタミン、ミネラル豊富なイタリア健康野菜と。

普段見ないセロリも、冬を越し大きく育ち花が咲いた。早速、あの憎らしいヒメマルカツオブシムシがたくさん集まってきた。
この幼虫には標本箱の大事なチョウの羽や体をどれだけ粉々にされただろうか。

ハーブ類もそれぞれかわいい花を咲かせている。気付かずにいたが、フランネルにはキアゲハの幼虫がいた。
2齢もいたが、3齢から終齢幼虫まで結構いた。また、わかるところで蛹化させて、孫たちと羽化の様子を観察したいと思っている。


スズメがよく来るが、撒いたパンくずを子どもに口移しで与えていた。実に微笑ましい光景だった。
窓越しに望遠レンズで狙った。


ドウダンツツジの枝にミノムシを発見した。いつも見る小さな小枝といっしょに紙切れをまとっていた。こんな衣装をつけたハイカラさんは初めてみた。
ウィキペディアで調べて見たら、オオミノガの幼虫のようだ。
雨具の蓑に形が似ている為「ミノムシ」と呼ばれるようになった。近年は外来種のヤドリバエによる寄生により生息個体が激減しているらしい。

ヒメウラナミジャノメがチョンチョンと、ホシミスジがスイスイと庭を離れず飛んでいる。
ジャノメの後を追うと、アマドコロがすでに丸い実をつけていた。


今日も庭を一巡りすると、そこにはいろいろ不思議な興味深い自然があった。そして、新しい疑問もわいた。一つ一つ想像を巡らせている。
我が家の庭には『自然に学ぶ庭』の小さな看板が立っているが、いつも庭の小さな自然から、いろいろなことを教えられている。

珍しくって、ふーん!ふ~んっと…
お写真と文章とを合わせながら画面上を行ったり来たりです。次から次と、季節を追うように花は咲いてくれますね。
こんなカメムシも初めてです。1匹見つけたら大騒ぎして何かで弾き飛ばしたりしてしまいます。
スズメさんがこちらを見て何か言ってますね。
ドクダミ、乾燥させなくてもいいのでしょうか。どんな感じでしょう、においは?お湯の色は?温まりますか?
ヨモギも湯船に、いいと聞いています。
次々に咲いてくれる花に、癒しやうるおいをもらいながら時が流れゆきます。
今日は旧暦で5月6日、まさに五月晴れです。
明日からは梅雨空が続きそうな予報、これから里山へ写真撮りに行こうと思います。
ヨモギ、ドクダミは生のまま入れました。
なんとなくいいような気がするから不思議です。
今年は干してドクダミ茶を作るつもりです。
信州は午後から激しい雨が降ってます。
写真を拝見して我が家と同じ花が咲いていることに何故か安心感
また、ハーブに来る虫も、野菜も花が咲くまで置いていること・・・
自然を基本に生活しておられる様子を垣間見ることができます。
ドクダミが満開・・
こちらでは未だ蕾も見せていません。
私の好きな花の一つです。
市街地の一角、ありがたいことに、ここだけが取り残された自然の空間です。
梅雨の晴れ間、クロヒカゲ、ホシミスジが庭を舞う穏やかな一日でした。
またおじゃまします。