エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

トンボやチョウ 夏の使者次々と

2006-07-23 | 昆虫
《サカハチチョウ(夏型)》  

 我が家の門柱には、手づくりの看板「自然に学ぶ庭」が掛けてある。【拙ブログ4/22(自然に学ぶ庭)】
 出来るだけ多くの草木を植えてきた庭は私の生活の中心で、毎日この小さな自然の中の多彩な命のドラマを楽しんでいる。

 今日は梅雨の晴れ間に、トンボ道を悠然と飛ぶオニヤンマを初見した。オオシオカラトンボが溜め置いたポリバケツの水にしきりにお尻を打ち付け産卵していた。ハバビロトンボや羽化したてのノシメトンボも訪れ、いよいよ夏本番を告げていた。
 ベニシジミが朝日を浴びてサルビアの葉に羽を休め、赤い花弁とのコントラストが一段と美しい彼女をクローズアップレンズで写真に収めた。また、ホシミスジがユキヤナギの廻りをゆったりと舞い、警戒しながら産卵、そして珍客ヒメキマダラセセリが黄色いキクイモモドキに我を忘れ吸蜜していた。

 夕方はヒグラシの切ない鳴き声に哀れを感じ、夜は網戸に止まり点滅するヒメホタルのほのかな、崇高な光に精一杯の営みを感じた。

 いつまでも変わらない足元の豊かな自然を見つめる毎日は楽しく、大病後の私の一番の慰めでもあり、この庭で実に多くを学んでいる。











《ベニシジミ》

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