昨年秋、庭で沢山のジャコウアゲハがサナギまで育った。
3~4年ぶりに産卵に訪れた。不思議なことに、約1週間ほど居座って産卵を続けた。
案の定、食草のウマノスズクサが底をついた。こんなことがあるかと疑った。
生息地の葉を借りて、何とか蛹化までたどり着いた。
家の周囲で見つけた蛹は10頭ほどいたか、冬を無事越したかと思いきや、その半数は寄生した蜂にやらた。
数日前にガス管に蛹化した蛹が羽化した。
殻
今日は、細い枝に付く蛹が羽化した。蛹を観察していたが、昨日少し黒ずんだところで、未だ少し間があるかと思っていた。
朝早くには未だだったが、1時間後に何気なく見ると、既に羽化して枝に止まっていた。
しわしわの真っ黒な羽が風に波打って揺れていた。雄だ。
羽化から約4時間ほど経った昼前に、飛び立って行った。
慈しみ育て、待ちに待った旅立ちだ。嬉しかった。
ジャコウアゲハも大分珍しくなった。最近は、庭に産卵することもなくなって久しい。
どうも、食草の減少が理由だろう。
ジャコウアゲハは未だ絶滅危惧種ではないが、肝心のウマノスズクサが絶滅危惧種になってしまったのだ。
確かに、あまり見なくなった。分かるところでは、お薬園にウマノスズクサの群落があり、いつも幼虫が群がっている。
大川の土手に数ヶ所見つけたが、これからはウマノスズクサも大切にしなければと思っている。
ここ数日、我が家の庭に3~4頭の♂、♀が飛び交っている。庭で生まれた個体だろう。
生まれたふるさとを離れがたいようだ。 食草のニオイが惹きつけているのだろう。長く滞在し、産卵を願っている。
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追記 5/16 既に何カ所にも産卵されていた。驚きは,未だ飛び立つ前の雌に雄が数頭でアタックしていた。
我が家の庭では、アゲハ(サンショ)、キアゲハ(フランネル)
ジャコウアゲハ(ウマノスズクサ)、ホシミスジ(ユキヤナギ)
ルリシジミ(フジ),クロヒカゲやヒメウラナミジャノメ(ススキやササ類)、ヤマトシジミ(カタバミ)など結構生息しています。珍しいチョウも普通のチョウもそれぞれに美しく個性的で楽しみに観察しています。
いつも訪問していますが、思い浮かんだことが全て作品になる不思議を考えています。感受性と表現の間の何かが分かりません。
昨年秋の産卵は久しぶりでしたが、驚いたことに
約1週間,庭に居座っての産卵でした。
今年も気づいたのですが、ジャコウはアゲハ、キアゲハと違って,遠くへ飛ばず,朝から夕方まで我が家の庭で飛んでいます。かわいいものです。
ウマノスズクサが伸び始めました。
良い教材ですが、コロナで町内子ども会の自然観察教室も取り止めています。
会津は感染ゼロです。
こちらでよく訪れる2つの公園でも、残念な事に切り取られたり絶えてしまったようです。
ジャコウアゲハを知らない、興味が無いとそうなってしまうのでしょうかね?
お庭のウマノスズクサを大切にされているので、毎年楽しみになりますね。
我が家の庭でも揚羽蝶ですが、毎年巣立っていきます。