都月満夫の絵手紙ひろば💖一語一絵💖
都月満夫の短編小説集
「出雲の神様の縁結び」
「ケンちゃんが惚れた女」
「惚れた女が死んだ夜」
「羆撃ち(くまうち)・私の爺さんの話」
「郭公の家」
「クラスメイト」
「白い女」
「逢縁機縁」
「人殺し」
「春の大雪」
「人魚を食った女」
「叫夢 -SCREAM-」
「ヤメ検弁護士」
「十八年目の恋」
「特別失踪者殺人事件」(退屈刑事2)
「ママは外国人」
「タクシーで…」(ドーナツ屋3)
「寿司屋で…」(ドーナツ屋2)
「退屈刑事(たいくつでか)」
「愛が牙を剥く」
「恋愛詐欺師」
「ドーナツ屋で…」>
「桜の木」
「潤子のパンツ」
「出産請負会社」
「闇の中」
「桜・咲爛(さくら・さくらん)」
「しあわせと云う名の猫」
「蜃気楼の時計」
「鰯雲が流れる午後」
「イヴが微笑んだ日」
「桜の花が咲いた夜」
「紅葉のように燃えた夜」
「草原の対決」【児童】
「おとうさんのただいま」【児童】
「七夕・隣の客」(第一部)
「七夕・隣の客」(第二部)
「桜の花が散った夜」
政府は30日、国連教育科学文化機関(ユネスコ)諮問機関の国際記念物遺跡会議(イコモス)が、「富士山」(山梨県、静岡県)を世界文化遺産に登録するよう勧告したと発表した。6月にカンボジアで開かれるユネスコ世界遺産委員会で正式に決まる見通し。推薦対象の一つだった三保松原(静岡市)の除外を条件とした。決まれば2011年の「平泉」(岩手県)以来2年ぶりで、日本の世界文化遺産は計13件になる
先に伝えられたように、6月に「富士山」が「世界遺産」に決まるそうです。
昔から「富士は日本一の山」として信仰の対象にもなってきた山です。
駿河湾(するがわん)からの海抜3776mの高さは日本一であることはいうまでもありません。何よりも頂上からすそ野までの山全体が流れるような美しさは、世界でも類がありません。世界唯一の名山といわれるのも無理はありません。
ところで、この富士山をなぜ「ふじさん」と呼び、「富士山」と書くようになったのか多数の説があり決定打がないそうです。
日本語説、アイヌ語説、南方語説など数々の説が発表されています。
まず、なぜ「ふじ」と発音するのか。アイヌ語の「hunchi(ふんち)」は火を表し、「push(p(ぷし)」が噴火を表すことから、この地方に住んでいたアイヌ人が実際に噴火する山を見てつけたとされる説です。
しかし、富士山が活発な火山活動をしいていたのは歴史以前のこと(約70万年前から10万年前)で信憑性は薄い。「ふじ」と名づけられてからの噴火は数度あります。
朝鮮語で火を意味する「ぷっと」「ぷる」説もアイヌ語説と同じで信憑性は薄いと考えられます、
マレー語の素晴らしいを指す「puji(ぷし)」が転訛して「ふじ」になったとする説は音韻史の面からは納得のいくものたといわれているようです。
古代日本語で斜面や垂れ下がりを指す「ふじ」、お椀を伏せる「ふせ」など、様々な説が出されています。
次になぜ「富士」と書くのか。記録で最初に登場する奈良時代の713年(和銅6年)『常陸国風土記(ひたちのくにふどき)』には、「福慈」と書かれているそうです。
やや遅れて、7世紀後半から8世紀後半の『万葉集』では「不尽山」「不士能高嶺」「布二能嶺」で登場しています。
「富士」と書かれるのは平安時代初期の『続日本紀』あたりが最初だそうです。
このほか「不死(不老長寿)」「不二(二つとない)」などとも書かれている。精神的な風土に由来を求める説も多くなっています。
「かぐや姫の物語(竹取物語)」や「徐福伝説」に象徴される不老不死の「神仙思想」、「ニニギノミコトの天孫降臨伝説」。さらに火を静める「木花咲耶姫( このはなさくやひめ)」をまつった浅間神社信仰と結び付ける考えもあります。
特に中国の「神仙思想」が深く関わっているとの見方が強いのです。
しんせん‐しそう〔‐シサウ〕【神仙思想】
古代中国で、人の命の永遠であることを神人や仙人に託して希求した思想。不老不死の仙人・神人の住む海上の異界や山中の異境に楽園を見いだし、多くの神仙たちを信仰し、また、神仙にいたるための実践を求めようとした。道教思想の基礎となり、また、民間の説話・神話の源泉となった。
大辞泉
「富士山はなぜフジサンか」といわれれば、古代日本の国家成立の過程で「富士山」に統一されていったとしか言いようがないそうです。
誰でも知っている「富士山」の語源がわからないとは、さすが霊峰富士といったところでしょうか。
したっけ。