都月満夫の絵手紙ひろば💖一語一絵💖
都月満夫の短編小説集
「出雲の神様の縁結び」
「ケンちゃんが惚れた女」
「惚れた女が死んだ夜」
「羆撃ち(くまうち)・私の爺さんの話」
「郭公の家」
「クラスメイト」
「白い女」
「逢縁機縁」
「人殺し」
「春の大雪」
「人魚を食った女」
「叫夢 -SCREAM-」
「ヤメ検弁護士」
「十八年目の恋」
「特別失踪者殺人事件」(退屈刑事2)
「ママは外国人」
「タクシーで…」(ドーナツ屋3)
「寿司屋で…」(ドーナツ屋2)
「退屈刑事(たいくつでか)」
「愛が牙を剥く」
「恋愛詐欺師」
「ドーナツ屋で…」>
「桜の木」
「潤子のパンツ」
「出産請負会社」
「闇の中」
「桜・咲爛(さくら・さくらん)」
「しあわせと云う名の猫」
「蜃気楼の時計」
「鰯雲が流れる午後」
「イヴが微笑んだ日」
「桜の花が咲いた夜」
「紅葉のように燃えた夜」
「草原の対決」【児童】
「おとうさんのただいま」【児童】
「七夕・隣の客」(第一部)
「七夕・隣の客」(第二部)
「桜の花が散った夜」
パンドラ‐の‐はこ【パンドラの箱】
ゼウスがパンドラに持たせた、あらゆる災いの詰まった箱(本来は壺)。彼女が地上に着いたとき好奇心から開けたところ、すべての災いが地上に飛び出したが、急いでふたをしたので希望だけが残ったという。
大辞泉
この神話から、パンドラの箱という言葉は「開けてはいけないもの」「わざわいをもたらすために触れてはいけないもの」を意味するようになりました。
本願寺(西本願寺)のページに面白い解釈が載っていたので紹介します、
最後に残ったもの
「パンドラの箱」という、有名なギリシァ神話があります。
人間に災いをもたらすために、神々によってパンドラという女性が創り出されました。パンドラは神々から美貌や知恵などさまざまな贈り物を受け、さらに「決して開けてはならない」と命じられた一つの箱と、好奇心を与えられ、地上に送り込まれました。
やがてパンドラが好奇心にかられ箱を開けてしまうと、そこから犯罪や病気など、ありとあらゆる災いが世界へ飛び出していきました。
この話のよく知られた結末は、あらゆる災いが飛び出していったあと、最後に「希望」が出てきたので、人間は絶望することだけは免れた、というものでしょう。
実は、この話の結末には別の解釈もあります。それは、箱の中にはただ一つ、「予知」、つまり未来を知る力だけが残された、というものです。
もし「予知」が世界に放たれれば、人間は未来にどんな災いが起きるかすべて知ってしまい、絶望して生きる力を失ってしまいます。その「予知」だけは箱の中に閉じこめられたので、人類は希望を失わずに生きていられるようになった、というわけです。
なんとも毒のある解釈ですが、箱にはあらゆる災いが入れられていたのですから、「予知」という災いが入っていたという説の方が、「希望」が入っていたという説よりもつじつまは合っているように思えます。
このパンドラの箱の最後「希望」が残ったとする説には「悲観説」と「楽観説」があります。
「悲観説」は、「希望」が閉じ込められたので人類は永遠に希望を持てなくなったというもの。
「楽観説」は、人類にたった一つ残ったものが「希望」だというものです。たとえどんな災難や困難な状況にあっても、「希望」だけは決して私たちを見捨てないのです。
昨日、わざわざ災いを作りだした愚か者がいます。
したっけ。