都月満夫の絵手紙ひろば💖一語一絵💖
都月満夫の短編小説集
「出雲の神様の縁結び」
「ケンちゃんが惚れた女」
「惚れた女が死んだ夜」
「羆撃ち(くまうち)・私の爺さんの話」
「郭公の家」
「クラスメイト」
「白い女」
「逢縁機縁」
「人殺し」
「春の大雪」
「人魚を食った女」
「叫夢 -SCREAM-」
「ヤメ検弁護士」
「十八年目の恋」
「特別失踪者殺人事件」(退屈刑事2)
「ママは外国人」
「タクシーで…」(ドーナツ屋3)
「寿司屋で…」(ドーナツ屋2)
「退屈刑事(たいくつでか)」
「愛が牙を剥く」
「恋愛詐欺師」
「ドーナツ屋で…」>
「桜の木」
「潤子のパンツ」
「出産請負会社」
「闇の中」
「桜・咲爛(さくら・さくらん)」
「しあわせと云う名の猫」
「蜃気楼の時計」
「鰯雲が流れる午後」
「イヴが微笑んだ日」
「桜の花が咲いた夜」
「紅葉のように燃えた夜」
「草原の対決」【児童】
「おとうさんのただいま」【児童】
「七夕・隣の客」(第一部)
「七夕・隣の客」(第二部)
「桜の花が散った夜」

今朝起きると雪が5㎝ほど積もっていました。冬らしくなりました、
いよいよ、お鍋が恋しい季節になりました。お鍋を囲みながら、ふうふう言いながら食べるのは各別です。
最近ではお鍋によく使われる「ポン酢」ですが、その「ポン」とはどこからきたのでしょうか。
「ポン酢」といえば、柑橘類の酸味が味のベースになっています。ポンカンとかザボンなど、「ポン酢」の「ポン」に語感が近いので、日本語のように思いがちです。しかし、語源は意外なことにオランダ語なのです。
「ポン酢」の「ポン」とは、オランダ語で柑橘類の果汁を意味する「pons(ポンス)」からきています。
これはビターオレンジ、日本でいえばダイダイの絞り汁のようなものです。これに、お酒や砂糖を加えて、温めて飲むそうです。つまり、お酒です。
ポンス【(オランダ)pons】
1 ダイダイのしぼり汁。ポン酢。2 飲み物のポンチのこと。
大辞泉
この「pons(ポンス)」が、日本語の「酢」を連想させるので、「酢」の字を当てて「ポン酢」と呼ぶようになったのです。
出島のオランダ商館にはポンスの作り方が書かれた文献が存在しているそうです。たしかに日本にもポンスは伝わっていたのです。
しかし、お酒であった「pons(ポンス)」が、なぜ酢を入れた調味料になってしまったのでしょう。
ここに、江戸時代の日本人の勘違いがあったのです。
じつはこれまでレモンやオレンジなどの柑橘類にあまり触れることがなかった日本人は、ポンスの作り方に必要な材料、つまり柑橘類の果汁をポンスと呼ぶようになってしまったのだ。
そしてその保存性を高めるために酢を入れ、いつしかソウル・フードである醤油が入れられ、それが「ポン酢醤油」、「ポン酢」として流通するようになったのです。
この「ポン酢」に、味醂、鰹節、昆布などを加えたものが「味付けポン酢」、「味ポン」です。
なお、「ポン酢」の語源には、ポルトガル語説、インドの地名説などがあり、はっきりはしていません。
したっけ。