都月満夫の絵手紙ひろば💖一語一絵💖
都月満夫の短編小説集
「出雲の神様の縁結び」
「ケンちゃんが惚れた女」
「惚れた女が死んだ夜」
「羆撃ち(くまうち)・私の爺さんの話」
「郭公の家」
「クラスメイト」
「白い女」
「逢縁機縁」
「人殺し」
「春の大雪」
「人魚を食った女」
「叫夢 -SCREAM-」
「ヤメ検弁護士」
「十八年目の恋」
「特別失踪者殺人事件」(退屈刑事2)
「ママは外国人」
「タクシーで…」(ドーナツ屋3)
「寿司屋で…」(ドーナツ屋2)
「退屈刑事(たいくつでか)」
「愛が牙を剥く」
「恋愛詐欺師」
「ドーナツ屋で…」>
「桜の木」
「潤子のパンツ」
「出産請負会社」
「闇の中」
「桜・咲爛(さくら・さくらん)」
「しあわせと云う名の猫」
「蜃気楼の時計」
「鰯雲が流れる午後」
「イヴが微笑んだ日」
「桜の花が咲いた夜」
「紅葉のように燃えた夜」
「草原の対決」【児童】
「おとうさんのただいま」【児童】
「七夕・隣の客」(第一部)
「七夕・隣の客」(第二部)
「桜の花が散った夜」
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トランスジェンダーの説明の前に、4月4日は、俗に「オカマの日」といわれています。これは大阪ミナミのニューハーフパブ「ベティのマヨネーズ」というお店が1985年4月4日にオープンしました。これがちょうど女の子の節句の3月3日と男の子の節句の5月5日の中間で「オカマの日」ということで、同店で毎年イベントを開いていた習慣が広まったものだそうです。お店の宣伝を兼ねた洒落だったようです。
ところが、1999年2月に性同一性障害者の自助グループ・TSとTGを支える人々の会が「オカマの日」と言われていた日をそのまま「トランスジェンダーの日」として制定しました。
「男と女」だけではとらえきれない性の多様性について、広く社会的な理解を深める日ということです。
トランスセクシュアル
性同一性障害の一。身体の性と心の性が異なるため、外科的手術によって一致させることを望む人。トランスセクシャル。TS。
トランスジェンダー
性同一性障害の一。身体の性と心の性が一致しないが、外科的手術は望まない人。TG。
デジタル大辞泉
お‐かま 【▽御釜/▽御×竈】
男色。また、その相手。
デジタル大辞泉
「トランスジェンダー」と、いわゆる「オカマ」とは『大辞泉』にあるように、明らかに異なるのです。「オカマ」は、必ずしも性同一性障害者ではないということです。
しかし、このことにより「オカマ」と「トランスジェンダー」は同じという誤った認識がなされる恐れがあることから、当事者の間で日附を変更もしくは廃止すべきという声が上がっているそうです。
性同一性障害と、性的指向に因る同性愛や性自認に因るものではない異性装とは根本的に事象が異なるのです。
また、性分化疾患というものもありますが、これは身体的な性異変のようです。
せいぶんか‐しっかん 〔セイブンクワシツクワン〕 【性分化疾患】
染色体・性腺・性器などが男性型・女性型のどちらか一方に統一されていないか、またはあいまいな状態である先天的疾患の総称。クラインフェルター症候群・ターナー症候群・先天性副腎皮質過形成症などさまざまな疾患がある。性染色体やホルモン分泌の異常によって、性分化の過程で発生する。男性か女性か区別しづらいことから、半陰陽・両性具有・インターセックスなどとも呼ばれているが、こうした表現は適切でないとする見解もあり、近年では「性分化疾患」などの呼称が用いられている。身体の性別と自認する性が異なる性同一性障害とは異なる。DSD(disorders of sex development; disorders of sex differentiation)。性分化異常症。性分化・発達障害。
デジタル大辞泉
性同一性障害
《 gender identity disorder 》肉体上の性別と自分が属する性別は異なると確信している状態。GID。 ◆性同一障害者の法令上の性別の変更を認める性同一性障害者特例法は、平成16年(2004)7月に施行された。
デジタル大辞泉
人間の性の決定は受精の瞬間にすべて決まってしまうと多くの人は思っているかもしれないが、実はそう簡単でない。確かに遺伝的性の決定は母親の卵管のなかで、卵子と精子が巡り会ったその瞬間に決まる。すべての卵子は通常の常染色体に加え染色体をもつが、精子の方はX染色体あるいはY染色体をもつ2種類が存在するので、そのどちらと受精するかで子供の性は決まる。X染色体をもつ精子と受精すれば女となり、Y染色体をもつ精子と受精すれば男となる。
さて、受精の瞬間に遺伝的性は決まるのだけど実はそれで全ては決まるわけではない。受精後40日から60日ぐらいまでが、身体的な男と女の分かれ道である。胎児の40日ぐらいまでは男も女も区別がつかないが、発生分化の課程で、まずY染色体上の性決定遺伝子が働き精巣を分化させる。そして精巣からの男性ホルモンが最初は男と女の性器の基を両方合わせ持っていた胎児の生殖原基を、片方は発達、片方は退化させることにより、女あるいは男への内性器、外性器へと形作っていくのである。この場合人間を含む哺乳類にあっては女性方向が基本である。これは母親の体内すなわち女性ホルモンにどっぷりと浸かった中で発生成長する故に、哺乳類においては性の方向付けは男性ホルモンにゆだねられているのである。この時期が最も外部のホルモンの影響を受けやすい時期でもある。たとえば母親が流産防止の為に使った黄体ホルモンが、代謝の課程を経て男性ホルモンとして働き、生まれでた女児の外部性器が肥大していて、男児と間違えられることもある。
つまり、人間の身体の基本は女だということです。Y染色体を受け取った卵子が胎児となり女から男に発達する段階で何らかの不都合が生じたため、体と心の不一致が生じてしまったのです。本人にとっては大変な苦痛を背負いながら生まれてしまったことになります。
聖書では、人間はアダムからイヴが生まれたとなっていますが、アダムはイヴから生まれたということです。男性に乳首があるのもそのためだといわれています。
女性が心身ともに女性に生まれたこと、男性が心身ともに男性に生まれたことに感謝する日ではないでしょうか・・・。
したっけ。
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