年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

平成もまる20年

2009年01月07日 | 築地市場にて
平成もまる20年
平成も満20年となれば、昭和も二昔となってもまだ歴史となるには早すぎて評価も出来ない。関東大震災と戦災によって東京は少なくとも二度の資料喪失をした。さらに敗戦と言うことで地域の言い伝え、食文化の継承と言うことも弱められた。
 三浦大根が昔の品種から今の青首大根に東京市場の主役となったのは昭和の終わり頃の10月末に来た台風によって三浦半島が被害を受けほんの数年で品種が切り替わった。昔の品種が消えると料理法も変化してゆくこともあるし、消えてゆく料理もある。このことは伝える手段が今のところ無い。写真や言葉で歯ごたえ・味・臭いなどまだ記録できない。三浦大根が青首の品種であったことしか知らない人が20歳となってしまった。昔のおでん用大根は練馬系の三浦大根で作ったもの方が昭和以前の味となる。
コメント
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