茶人の感服7種 高橋義雄 箒のあと 上巻より
茶人は人の前でほめて、後ろに回って悪口を言うと相場が決まっているが何人もほめられて喜ばない者はないから、茶客の第一は物に感服することである。
その感服の秘訣は物柄に応じ、場合に主人をしていかにもと感服するところにある。
その仕様に7種がある。
第一種 うなり声を発して感服する。
第二種 しばらく瞑目して感服する。
第三種 顔を見つめて無言にて感服する。
第四種 へっへっと世辞笑いして感服する。
第五種 つらつらと鼻息を荒くして感服する。
第六種 尻をしてぐにゃとなって感服する。
第七種 品物を頭上に上げて感服する。
明治時代の茶人間で活躍した浅田正文は感服で評判をとっていた。馬越恭平と浅田は東都における感服の両大関といわれていた。
今でも茶人はこのようなのだろうか。茶の知識のないものは驚くばかり。
茶人は人の前でほめて、後ろに回って悪口を言うと相場が決まっているが何人もほめられて喜ばない者はないから、茶客の第一は物に感服することである。
その感服の秘訣は物柄に応じ、場合に主人をしていかにもと感服するところにある。
その仕様に7種がある。
第一種 うなり声を発して感服する。
第二種 しばらく瞑目して感服する。
第三種 顔を見つめて無言にて感服する。
第四種 へっへっと世辞笑いして感服する。
第五種 つらつらと鼻息を荒くして感服する。
第六種 尻をしてぐにゃとなって感服する。
第七種 品物を頭上に上げて感服する。
明治時代の茶人間で活躍した浅田正文は感服で評判をとっていた。馬越恭平と浅田は東都における感服の両大関といわれていた。
今でも茶人はこのようなのだろうか。茶の知識のないものは驚くばかり。