年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

海外に再び出かけるため

2012年11月05日 | 築地市場にて

週末に東南アジアの最近の原料事情を見に行く。ここ何年かは中国だったが人件費の連続的上昇と漬物工場にはすでに高齢者(30代以上)の労働者しか集まらなくなった。この状態は高度成長期の日本でもあって、各漬物メーカーは産地、工場を移転させ対応した。今漬物業者が向かっている国はベトナム、ラオス、カンボジア、ミャンマーである。意外とフィリピンへは向かっていない。何か困難な事情があるのだろう。
 ねずみは沈む船を去るという。数年前からの中国脱出準備が始まっていて、各国の港湾体制が整えば加速するだろう。すでに中国山東地方で作っている大根の連作障害の数値が危険値付近まで来ていると言う。次の海外の大根産地はどこになるのだろうか。
コメント
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