旅行は英語でトラベルというがトラブルとよく似ている。ミャンマー初日の悪印象ともいうべき予約ホテルドタキャン騒動があった。旅の終わり頃、経緯を旅行の添乗員から聞くと、宿泊当日にエアコン設備故障で数部屋が使用不可能になったと言う口実で他のホテルに泊まってほしいと言われた。しかし、裏事情ではダブルブッキンで価格の安い宿泊者を追い出そうとしたようだ。仕方がなくホテルで紹介された同ランクというホテルへ全員で深夜になりつつあるヤンゴン市内を走った。ところがバスを降りることなく、どう見てもヤンゴンラブホテル(あるかどうかわからないが日本風の発想で)クラスだった。結局ラブホテルもどきの前で再度ドタキャンホテルと交渉し数人が分宿ということで初日は決着した。ヤンゴンホームレスになるところだった。私が泊まったドタキャンホテルはヤンゴン45ホテルの中では40位という。部屋のバスは生ぬるい湯でシャワーとお湯が同時に出る。アリが室内にいて蚊もいたようだ。ある人の部屋のベッドにバッタがいた。窓ガラスが薄く、道路からの騒音で眠れなかったという。
こんなホテルでも取り柄があって、WIFIが次のホテルよりよく通じた。安いホテルではインターネットをする人が少ないようだ。次のホテルは本当のホテルだった。ヤンゴン五つ星ランク セドナホテル(SEDONA)。このホテルになった理由は今でも不明。一泊20000円をはるかに超えるホテルに変わった。ミャンマー観光省の圧力という添乗員の説明だが裏事情はまだわからない。
観光客の急増しているヤンゴンでは金の力で急な宿泊を頼むことがあるようだ。ドタキャンされた方はたまらない。韓国系と欧米系の人が他のホテルの住所を書いた紙をもらって、タクシーで行ったようだ。