前日ミャンマー シャン高原を出発したトラックが14時間かけてヤンゴン青果市場に入る。ごった返している市場を要領よく巡る。青果、花卉、果物とそれに付随するものが販売されている。一箇所漬物のようなものがあった。
市場の活気は世界中共通である。電力が不足していて毎日のように停電がある国では冷蔵保存して廃棄物を減らそうと考えないようだ。築地市場でも営業時間中のゴミは目立つが昼過ぎ掃除が終わるとそこそこきれいになる。この感覚は清潔好きの人には耐えられないが市場というものは世界中、共通のごった煮である。清潔な日本で汚い築地市場に外国人観光客がくるのは異質な日本を知りたいこともあるのだろうか。
ツアーガイドさんの手際の良い案内で乱雑な市場を効率よく回る。果物と野菜の売り場を遠くから眺め、日本に類似の野菜をさがす。形は似ているが説明を受けると異なるものが多い。やはり温度管理がなされていないので市場で腐るのが目立つ。フォークリフトのようなものより、市場内を人力ですべて運搬している。