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 年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

耐震基準とHCCP・人手不足が招く平成と令和の断絶

2019年09月03日 | 宅老のグチ

もしあと十年以上経って平成と令和の違いと聞かれたら、耐震基準とHCCP・人手不足が招く平成と令和の断絶と答えたい。築地では東京都がしきりに耐震基準とHCCP・食の安全安心を唱えていた。

 この頃届く同業者の廃業案内は耐震基準で建物劣化による工事を考えると利益が少なく、返済する見込みが立たないようだ。さらにたびたび変わる食品表示でラベルが償却できないうちに新表示のラベルを作成するようになる。さらに温度管理のマニュアルや書類の保管などの事務が増え、量販店取引ができなくなっている。規模の小さい業者はネットに向かうしかないがそこも浮き沈みの激しい業界であれほど騒いだ麹も今は静かである。和歌山県が行政のサポ-トで定期的に梅産業を支援しているのは例外かもしれない。

 小さな製造量では表示の数年おきの変更に耐える企業が少なくなった。安心かもしれないが平均という味が個性を消す時代となった。

 

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