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 年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

天保の印旛沼開削工事で3

2019年09月29日 | 福神漬

江戸文化 昭和5年8月発行 大田区立馬込図書館 貴重書

清親画伯の自画像 原胤昭文

おにさくま かねをとらぬが とりゐかな (南町奉行鳥居甲斐守のこと)

 天保時代の狂句

おにさくまはは私の実父佐久間健三郎で鬼とあだ名されましたのはことごとく緻密厳格な気質で、江戸町方与力吟味役として当時すこぶる名を博した人でした。南町奉行所の広い敷地内から、白洲で審理の時の大声が奉行所の外まで聞こえ、江戸市民が恐れ、鬼と言われた。天保の改革の急先鋒に立った南町奉行鳥居甲斐守の首力幕僚だった。(鳥居が失脚すると佐久間は謹慎となった)

 戸田欽堂・戸川残花などの名前が出る。

 今のテレビの時代劇物は費用の掛かる割に視聴率の取れない番組が消える。時代考証のいるものは嫌われるようだ。それでも鎖国ということで異国の情勢を気にせず、スト-リ-を進めることができる。陸続きの国ではそのようなことは無理だろう。それでも天保からは異国の情勢対応で政策が動いた。ただ旧習に馴染んだ人たちがしらなかった。危機感のある人とない人と天災が幕末の情勢を複雑にしている。

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