もう13歳となった柴犬がほとんど一日中寝ている。老いを感じる。いつの間に家人がアニコムというペット保険に入っていたので、人間と同じように柴犬の緑内障から始まる眼病で通院ということを金銭的にためらわなかった。東大の獣医学部出身の眼科医にペットを連れて診察して、費用の高さでためらう人も見た。ここでは人とも違う命の選択が行われる。生き物はいつかは亡くなる。その様な決断は人間と同様と実感する。ただ愛らしいということだけでなく、我が家の柴犬は家族同士の会話を理解しているのか、医者に行くときに車に乗るのだが、車中でずっと震えている。ドックランに行くときの車中はそのようなことはない。さらに診察後の帰りの車内では行きと違って震えてはいない。今まで目の手術は数回したのだが、だんだん眼圧を制御できなくなって、虐待しているように思え、失明しても見放さないということを確認し、今に至る。毎日の散歩は目が見えないので、嗅覚でいつもの場所でウンチをする。前は他の犬が見えたら吠えている時もあったが、今は風下の時はほとんど気が付かない。吠えられてから気が付くようだ。散歩で電信柱にしばしば衝突するのだが、その時目が見えていないと感じる。家の中は見えないということを感じない。
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