年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

義捐金の始まり・明治18年

2021年11月11日 | 宅老のグチ
今大規模な災害が起きるとTVなどで義援金の募集が出る。マスコミによる義援金募集は新聞という媒体と広く世間が共感し義捐しようとする対象の事象が必要となる。新聞による義援金募集の始まりは明治18年の大阪の大洪水からと言われる。翌明治19年のノルマントン号事件の遭難死者に対する義捐募金がある。今は新聞等の表記は義援金となっているが義捐の捐は喜捨の意味がある。


磐梯山噴火  -災異から災害の科学へ- 
北原 糸子著 
 なぜこの本を読みだしたかというと、成島柳北の評伝本から繋がってきた。明治20年頃の条約改正の失敗が良く鹿鳴館の舞踏会の事を記述されているが、同時期のノルマントン号事件の英国人船長の裁判が隠れていた。新聞・政府等の情報操作で日本国民の怒りは収まった。この情報操作を詳しく書いてあるのが北原糸子氏の本だった。
 マスコミや政府の情報操作は今でも行われていて、515事件ではテロを起こした軍人に対して新聞は同情的で226事件では秘密裁判で同情報道を消した。戦後に226事件に参加した埼玉県の兵士の証言では栗原中尉に同情的であった。当時の農村部の不況はやむにやまれぬという気持ちをひこ起こしていたようだ。上官の命令は絶対と軍隊では教え込むか、226事件で陸軍の裁判で上官も間違うこともあるといって、参加した入隊したばかりの初年兵士を驚かせたようだ。

 コロナの忖度報道で、数字にもとずく根拠なき自主規制で最近の新規感染者の激減で、6次感染懸念を強調し、さらに鎖国ともいえる海外からの旅行客制限をまだ続けている。インフルエンザ感染も強調しているが2021年10月末のデ―タではインフルエンザの患者は去年と同じで激減している。2500円のインフルエンザワクチンはまだ打つ気がない。3次のコロナワクチン接種はインフルエンザワクチンと間隔を空けるように言われるが嘘をついているのが数字に出ていてまたオオカミ少年的になり、そして野党が無駄と言い、ワクチン産業が衰退する。ある程度無駄な準備も必要なのだ。
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