安さを強調する食品はその安さ故に添加物等で増量し、見栄えを良くしている。さらに価格を抑えるために工夫も多い。漬物の安いものは中国産で、この安さの基本は大量生産と大量配送から来ている。そこで添加物等で保存期間を長くするのだが、これには限度があって、加熱殺菌を限界までするので原料野菜を煮たと同じで歯切れが無くなり、大根が原料のたくわん漬はおでんの大根のような歯切れ感と感じる時がある。さらにコンテナ輸送となるので賞味期間の設定を長くすることで、日本のメ-カ-とその味と品質を提携している中国の漬物メーカ-と同一の製法なのに賞味期限が異なる。中国産の方が長い。最も国産の賞味期限は設定が短すぎることもある。
キムチなどで日本産の発酵した商品も、在日の人と日本のメ-カ-も韓国産より賞味期限の設定が短い気がする。それは最初に日本の気候が韓国より暖かいし、発酵した漬物を知らない世代の人たちが消費者となっていて、韓国の様にキムチ専用冷蔵庫(温度設定機能がある)のようなこだわりがないことから来ている。もう少しキムチの様に日本人が漬物にこだわってよいのだが、TVなどに出てくる人たちはご飯世代でなく、粉もの世代のようで、長い不況で安さを重視しているので高カロリ-食が目立つ。野菜は高価であまり食べないようだ。沖縄がかって長寿日本一だったが米軍食の普及で今はランクが下がった。米軍の下級軍人は貧困層出身が多く安い缶詰で育っているように思える。ハワイのス-パ-でピクルスの瓶詰めを見たとき、量の多さに驚いた。マックの飲料も日本でLサイズがSサイズのようだ。今の日本で大きいのはコメダのところと思う。年寄りには二人で一個と思う。