年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

負動産の処理がやっと終わる。

2022年04月08日 | 宅老のグチ
終活ということで、身辺整理をしていて、買い手が見つかりそうにもない負不動産の処理で数年前から難儀していた。ようやく土地のある町の協力で引き取り手を見つけた。細かい話で最後にドタキャンになるのを恐れ、約200坪の土地を総額が超低額で売却した。経費から見ると交通費等を考えると1万円以上の損だが、後々のことを考えると遠方の山林を所有しても、相続の時の移転登記の漏れが生じる。

固定資産税のかからない(後で知ったのだが町の資産評価では1平米2円程度の山林)、200坪の土地を所有している。この所有の経緯は、元の持ち主がバブル時にゴルフ場開発の話に乗って購入した様だ。子供が事業に失敗し、破産手続きの弁護士費用の援助で所有となった。山林のある町からデジタル測量を国の費用で行うので協力してほしいと連絡があって、丸二日かけて指定された期日に現地集合となった。一回目は測量の趣旨であった。この山林は住むには適さない土地でせいぜい太陽光発電か山砂の採取しか使いようがない。現地の境界確定の杭の確認作業が終わって、間もなく千葉に台風がやってきて多くの山林で倒木があった。その時の報道から役に立たない土地は子孫の悩み物となることを知っていたので、測量当日に行政の人に土地を町に寄付したいと申し出たが今の制度では無料でも受け取る制度はなく、さらに行政でも倒木等の問題で行政管理責任を生じる恐れがあるので原則として引き取っていないようだ。
 東日本大震災等で土地が変形し、境界不明で公共事業が停まっている例が増えていて、土地の登記を怠ると罰則がある制度が間もなく始まる。そのため負動産の処理を気にしていた。3月末にやっと買い手の手続きが終わったという連絡があった。
 測量の途中で当地の進捗の具合を聞いたが、明治の測量と大して変わっていないと言われた。千葉は和算の土地で結構人材がそろっていたと感じた。負動産は知れば知るほど、詐欺の対象になることを実感した。うっかり負不動産処理を請け負いますと言われたら、手続き費用請求され、さらに登記とかの諸費用のあると言われれば金銭を出すかもしれない。被害者一覧は不動産の閲覧知識があれば知ることが出来るようだ。
 今のところ高い授業料として心の中で処理した。


コメント
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