今は記憶が薄れてきたが、バブル期の築地市場は人手が足りなく、特に小車で築地市場内を配送する人は体力がいるので苦し紛れの不法移住者を雇っていたこともあった。当然のように反社会の人も働いていたが東京都の監視の目が朝日新聞が築地市場前に数寄屋橋から来て,暴れ者に対する扱いが本人だけでなく雇用者へも厳しくなった気がする。それと同時に徐々に一般人が場内に見物がてら買い物に入ってきた。表向きは禁止だが共同購入ということで場内が混雑し、配送時間の遅れから次第に量販店納品の仲卸が場外で拠点を設け作業し始めた。大田市場が出来ると青果の有力業者が築地から大田に移動したこともあった。
こんな場内での転職もあって、いつの間に違う店舗で働いている人も度々あった。こんな時代でそれぞれの業者が求人をするのだが結構詐欺まがいの求人広告業者があって、最初は無料と言いながら、一回の広告掲載料を何回も出させた。職安(今のハロ-ワ-クに掲載すると、後でサクラと思った人が来て、面接の打ち合わせで、終わったことも度々であった。築地市場があまりにも古く、汚い職場だった。今の豊洲は別世界と感じる。職安に求人を出すと、求人広告会社から電話がすぐ来る。今と違ってネットで求人を検索できない時代て、築地の場合は飯田橋の職安となる。職安から電話が来ると面接の打ち合わせをして、だいたい数日後に採否を通告する。面接時に話したのは築地市場に心と体が合わない人はすぐに退職してもらいたいと通告した。電車のつり革につかまり、手を洗わないという清潔感覚だと当時の築地市場は別世界だった。それでも衛生事故が少なかったのは危険という知識が共有されていなかった。今は遺伝子分析が早く,事故の原因究明が早い。
最近のニュ-スで『インターネット上で働き手を募る求人広告について、「無料」と勧誘を受けて掲載したものの、しばらくして高額の料金を請求されるトラブルが相次いでいる。 』これからこの手のサ-ビス詐欺が増える気がする。アプリの課金の解除の部分の字は小さい。
小さい字には注意しよう。ネットのアプリも削除の方法が見えないと解約に難儀する。クレジットカ-ドの解約電話が繋がらず、解約をあきらめさせる。そのうち異国で電話対応するのが常識となるのが間もない。それなら24時間対応となる。いや非人間の対応になる。モンスタ-クレ―マ―でも勝てる。
今の豊洲は駐車位置表示がしっかりあって、数字が解かれば運転免許と体力となる。この辺が築地も豊洲も男世界で、口の世界は女性の帳場となる。
この市場という世界は学歴よりやる気と早起きと健康に尽きる。最低の資格は運転免許となる。朝が異常に早いのでバイク免許はあったほうが良い。生鮮食品の見分けは経験しかない。