年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

物流センターのカゴ落下事故で死者

2022年05月01日 | 築地市場にて
ニュ-スで物流センターで荷下ろし中にカゴ付き台車が落下し、作業員が亡くなった。このような事故は築地市場で作業していた時は、3ケ月に1回ほどの頻度であって、運よく難を逃れ、新聞沙汰にはならなかった。豊洲へ行って、設備を一新し、中古の通いカゴを止め新品の物流カゴを購入した。カゴの落下の原因はトラックについているパワ-リフトという油圧機械で地面からカゴを持ち上げたりおろしたりするのだが、スットッパ-を止め忘れたり、カゴのストッパ-が外れたりして、積み込み時の揺れや荷物を積んだ時、車が傾き落ちることもあった。また築地市場は排水のため、道路が水路に傾いていた。いくつかの原因が重なり、事故となる。これが基本だが忙しい時に注意が散漫となって事故となる。
 それでも基本はカゴ台車の動作状況を見守り、さらに周囲に人がいるかいないかを見極め、作業する。事故はあったが人身事故にはならず、カゴと商品の破損で終わった。物は金で補填できるが命と健康は補填できない。
 倉庫業や小売業、運送会社など幅広く使われているカゴ台車(ロールボックスパレット、カーゴテナー、コンビテナー、カゴ車)となります。1台が2万円から5万円ほどで 今の日本ではほとんど中国製造と思われる。佐川急便等の物流倉庫の大型のカゴが築地市場が広いし、場所もあって荷物と共に築地市場に残る。あとで回収となるのだが、狭い倉庫内では放置されても困るのでいつも回収催促していた記憶が残る。豊洲へ移転する時、特殊なつくりの物流カゴが引き取り先がなくかなり高価と思っていても、残置物として築地市場に残りゴミとなった。
 ふと思い出して、築地市場で配送に来ていた業者・大手では福山通運が採算性の問題で、豊洲市場へは配送が無くなった。近鉄物流が最初は配送が出来ないと言われ、荷主の強力な要望で復活したこともあった。和歌山は梅の産地で物流は近鉄物流と日通しか全国配送はないと感じる。同様の事例があって郵便局の小口配送に切り替わったところもあった。豊洲市場の開業時は陸の孤島と感じた。
コメント
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