すこし前のニュ-スでロシアが西側の決済機構から排除され、金本位制の検討と疑わしい打診的な話が出て、すぐにロシアの金融担当者によって否定された。国の決済は原油とLNGの問題でまだ決済は続いているようだがいずれ戦争が長引きと不景気によって変化があるだろう。今のところロシアへの制裁で一番応えているのがスポ―ツ選手への対応だろう。経済の規模が小さく、消費社会は西側でロシアの選手はすでに広告効果がマイナスとなって、仮に世界一になっても広告にはロシア系選手は宣伝媒体に使用できないだろう。日本のテニス選手は賞金より広告で得た金の方が大きい。
5月12日いきなり北朝鮮でオミクロン型コロナが報道され、全土が非常事態となり封鎖するという。中国の百度の報道では18000人の感染者が北朝鮮であったようだ。中国と北朝鮮の接している都市が感染情報があるのに、見事に北が制御しているとみていたが、鉄道輸送が始まると、やはり免疫のない人にはオミクロンは強い。北も多分と思うが中国製ワクチンは接種していると思うがオミクロンは免疫獲得効果かないようだ。
上海の都市封鎖が長引き住民の不満が見えるが、ゼロコロナ政策の是非はともかく、偏食という観点から見ると、一度食の自由を長く経験した都市住民は制御された配給システムは戦時中でないと受け入れない。日本の戦時中は何が配給されるか判らないのに並んだという。ソ連も崩壊寸前に何もない店に並んでいた。その時は食の自由がないので確保した食糧を物々交換していたようだ。今の上海は隣家へ出ることも出来ず、食の不自由で廃棄食のあるという。
江戸時代の日本は農民は殆ど一年中同じものを食べていて、お祭りの時などにハレの日の御馳走となる。つまり食は生きるためのエネルギ-補給であって食を楽しむことではなかった。中国も長い平和と好景気でかっての日本との戦争中に食で苦労した歴史を忘れたようだ。いくら抗日テレビドラマで日本軍に食料を奪われた苦労ももはや中国の年寄りの愚痴にしか聞こえないようだ。
昭和のくらし博物館で戦時中の(すいとん)という食べ物が展示されているが今の人はダイエット食と勘違いしそうだ。あれで少ない食料を腹を膨らましていて食べていたので太目になるカロリ-がないのでみんな写真の女性たちはスリムだった。戦後の相撲取りの写真を見ると太っているとはとても思えない。大きい筋肉質の力士の姿が残る。
食の提供システムで、消費者の意向を無視すると、意外と安い値段となる。軍隊とか病院食は安い単価となる。ところが一般人は毎日決まった物だとおいしくても飽きる。旨いものは毎日だと飽きる。これが飢餓状態になると食からエネルギ-補充となって我慢できる。