今年の1月に三宅坂国立劇場さよなら公演で、上演時間までの時間までのすき間時間で隣接の国立演芸場で落語会を開催していることを知り、3月の中旬に落語を聞いたというより眺めた。その中で講談があってさらに1階には講談の変遷史の展示があり、浅草木馬亭だけが講談の定席で月初めにあることを知った。今月は7日までだったが天候の都合で行けなかった。目的は天保水滸伝という講談でネットでは7回分が必要の様だ。徳川の権威が落ちてゆく時代で、治安維持機構が弱体化し、二足の草鞋と言われた博徒に治安確保を任せた地域が東千葉にあった。そこでの賭場の確保争い紛争がおこった。博徒は飯岡の助五郎とそこで浅草木馬館を検索すると、飯岡助五郎という演目が上演していた。
令和5年 4月公演 劇団鯱の公演で急遽雨天の予報が出ていても浅草へ行った。浅草の劇場街は結構うろいついていてのだが木馬館は見たことが無く住所をメモしていった。ネットでは満席で無かったし今日の入りも5分くらいだった。入場料当日2000円。12時開演 口上が20分、12時30分より蛇々丸脚本『飯岡侠客列伝』ここに飯岡助五郎と大前田栄五郎が出て来る。2時より物販、その後舞踊ショ-で3時30分終了。
観客の95%は高齢女性とやや高齢の女性(35以上の)とみえた。
入り口で係に人に案内され、前から3列目、通路から2番目の所に案内された。自分は一人で演劇は普通一人で観るものでなく、何か一席空いているのが違和感があった。物販時間に上演者のグッズ販売等があって、その後の舞踊ショ-で一席空いていた理由が分かった。隣席の女性は上演者が変わるたびにご祝儀を懐に差し込んでいた。見たところ20万円は越していて、御祝儀が良く見える席だったので、その姿はホストクラブのように思えた。これでは家庭で大衆演劇を見に行っていると言われても、誰も解からない。
異次元の世界は浅草を魔界にする。何も用もなく予定もない時は浅草で徘徊すれば何か新しものが見える。帰りに都営浅草線浅草駅に向かうのだが、あまりに仲見世通りが混んでいて、裏道を歩いていたら(梅の星)という梅干しとごはんを食べさせる店があった。ネットで調べると昨年末のオ-プンの様だ。東京でも京都風の漬物を売るだけでなく食事をさせる所が成り立つか気になる。次は巣鴨で食事の出来る漬物店か出来るか気になる。
