普通は一年の計画を元日前後に立てるのだが、築地にいた時、決算の3月が終わり、決算書に昨年の分析と今年の予想の見通しの文言を考える。この決算書は株主だけでなく、関係するところにも提出しているので毎年変えることになる。コロナの3年はどう考えても見とうしを明るくは書けなかっただろう。今年に関しては、人の移動が激しくなると予想する。労働組合の力の弱い日本は口コミ情報での移動が進む。今までは転職に慣れの問題でためらっていても、物価高では給与が上がらなければ生活を切り詰めなければならない。築地の転職は激しく、世間の基準を超えている。ある日給与が低いため他の店舗で働くこともある。独立志向のあるやる気のある人ほど移動しやすい。多くの板前と称する人は転職を繰り返し、技術を増やす。豊洲移転問題の時、築地で部分工事を行えば出来ると言っていたTV解説者があったが、工事期間中に場所が辺鄙になったところは従業員から消え、その分繁盛している店に移動する。それゆえ工事日程が決まらずとん挫した。
年収103万円の壁ということで給与が上がれば12月は休まないと手取りが減ることになる。賃上げすればするほど年末の人手の不足となる。今の年金の仕組みでは結局高齢になっても働かないといけなくなる。高齢者本でフレイルを避けるには歩くことを薦めている。政府と政治家は103万円の壁を小手先で工夫しようとしているが賃上げしないと転職を誘発する。これから給与の安い地方の若手が都心に向かう。近所のワンル-ムの入居状況を見ていると東京の一極集中はさらに進む。深夜のパ-トの動向を注視したい。
流通関係で賞味期限の見直しが促進されそうだ。表向きは廃棄食料の削減だがコストカットになる。月初めの製造の物を欲しがる得意先に賞味期限の社内設定基準のアドバイスをしたことがある。同業他社は90日とか120日の設定で、プラス5日を提案した。テストでは90日設定でも120日ほどは安定した品質だったがやはり他者と比較して90日にしか設定ができないという。それで95日にした。その5日で月末に暇になることを避けた。コンビニの下請けは夜11時59分まで下準備をしていて、12時過ぎて工場が動き、賞味・消費期限を付ける。昔はインチキしていたが派遣等のバイトの告発もあるし、納入先の時間チェックもある。不正は高くつく。
事務系の仕事をしていた大卒者が50代で閑職になって、過去のような仕事は無くなり、体力系しかないと思う。マンションのごみ出し仕事は安定した仕事に様に見える。カラスとの戦いをしばしば散歩中に見ていた。ここを手抜きするとゴミ置き場が汚くなり、マンション価値が下がる。ごみ散乱の阻止ははカラス対策でもある。
考える日は歩く歩数が少ない。土手道なら車は無いが日曜はランナ-が暴走気味で油断できない。自転車ヘルメットの義務が始まって、交番勤務の警察官が自転車レ-スの選手のように見える。駐車監視員のヘルメット姿はまだ見えない。
いつの間に財布の中の500円玉が新物の500円玉で令和4年の刻印がある。令和3年物は貴重という。自販機の対応が終わったのだろうか。カード決済で1円玉が財布の中に見えないし、寺院でお賽銭として使う。ポイントも寺院にお賽銭として寄付できないのだろうか。