年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

日比谷で朝9時から映画を観る

2023年04月12日 | 宅老のグチ
昨年転居したからすでに5本以上は映画館へ行った。TVがないというのと次の転居までTVのサイズが決められないということと、介護施設の情報もなく、今に至る。
 今年はバビロンという映画の発展史を見てからすでに4本見た。
『フェイブルマンズ』(原題:The Fabelmans)は、2022年制作 脚本 スティーヴン・スピルバーグが自身の子ども時代からの映画少年になった経過の映画だった。
 映画の題名はユダヤ系の言葉で寓話という意味があるようで、フェイブルマンズ一家の物語。普通の映画の評論家の解説では芸術と仕事の葛藤と書いている気がする。日本ではキリスト教信者が少なく、アメリカでのキリスト教とユダヤ教との葛藤、それに転勤によるいじめ問題等多くの内容が映画に入っていて、終わると重苦しい。ただスピルバーグが今は成功者となっているのが救われる。
 もう30年近く前にニュ-ヨ-クのユダヤ系の人が集まるレストランに入ったことがある。よくイスラエルにみた風景がそこにあった。帽子をかぶり、中国の弁髪のような、髪の毛のしっぽが丸い帽子からはみ出ていて、観光客だった我々を怪訝な目で見ていた記憶がある。ユダヤの人はコーシャフードというのがあってイスラム教徒のハラールフードのように、ユダヤ教徒が食べてもよいとされる「清浄な食品」のこと。ユダヤ教の聖典には食べてもよい食品、食べてはいけない食品が記されており、当然のようにユダヤの人がニュ―ヨ-クで集まっていて、トランプ一家も関係している。この辺の対立は日本人にはなじみが薄く、差別を嫌うだけの教育を受けているので、人種対立をどのような言葉で出て来るか映画で表現している。キリスト教徒の高校生がユダヤ系の名前の主人公にキリストを処刑したのはユダヤ系の人だから謝罪しろと言っていた。2000年以上も前の話だ。
 朝9時過ぎの上映で、家からの電車バスはこれから仕事をする人の中を映画を観に行く。まだ慣れなくて、席に座る意欲が無い。
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