年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

税金の使途の有効性を感じる 春日部の地下神殿

2023年04月15日 | 宅老のグチ
TV等で人気が出つつある春日部市の首都圏外郭放水路は、東埼玉の中小河川の洪水を地下に取り込み、トンネルを通して江戸川に流す地下放水路です。通称埼玉の地下神殿と呼ばれ、訪問した4月14日もTVのクル―が観光客の様子を映していました。
 今は予約制で前日までにネット又は電話予約できます。ただ現地までのアクセス方法が当地を知らない人は、東武野田線(ア―バンクライン)の南桜井駅からタクシ―のほうが良いとおもう。普通は自家用で行くしかないと感じる。過日春日部市の駅の町案内所でパンフレットに歩いて30分程度と書いてあったので、電車の遅延等の余裕を考え、予約時間の11時の30分前に着く計算で、10時に南桜井駅に着いた。駅前のヤオコ―というス-パ-に付近にバス乗り場があるのだがどうやらまだ観光地化されていないし、さらに1回の予約人数が50人では採算が採れそうにもなく。バス便もあるよという感じ。多分地元の買い物客用だろう。
 予定の時間に南桜井駅に着いたので、現地に向かって歩く。行き先案内の標識が無いので適当に国道16号線に向かってあるく。国道の信号の所に南桜井駅入り口というところに出て、道なりにまっすぐ進み江戸川土手に出る。土手道を上流に向かって歩いてゆくと、江戸川に建築物がみえ、左手に庄和排水機場という大きな施設が見える。そこが地下神殿の見学者の行くところだった。駐車場はたっぷりあって、予約しないで行っても、地下に入れなくても施設の概要が解かるところもある。
 地下神殿コ-スは一人1000円、割引なし。階段116段と往復の行程に自力で対応できる人が入場できるという厳しい観光地。
 中の気温ははっきり確認できなかったがだいたい12度位を寒暖計が示していた。無風無臭。照明やや暗し。天井が高くトンネルの圧迫感はない。
 予約する時の注意点は係員の説明では年間平均の稼働回数は7回程度であるので、大雨が予想される梅雨時から10月までは運任せとなる。
 何度かテレビで地下神殿を放映していたが説明不足でやっと現地で質問して理解できた。それは東武線春日部駅から南桜井駅までの途中に小さな河川があるのだが堤防が低く気になっていた。どうして堤防を高くしないのかと思っていた。この埼玉の東の部分は洪水が多く、埼玉県の財政を明治時代から圧迫していた。貧困農民が止む得ず軍隊に入り226事件の反乱軍1400名の半分が埼玉の農民上がりの兵士だった。
 地下神殿の概要が解かる施設の3階に洪水時の対応する指令室が見える。非常時には50名程度が集まるという。国土交通省、それぞれの河川情報の確認、排水機場のエンジニアなどが集まる。3階から江戸川と外の天候状況が見える。展示場の係員に春日部市郷土資料館の人から聞いた江戸川の水位が他の小河川の水位より高いことを聞いたらある図を示し、関東の中心部でこの地域が低く、いったん洪水になると水が引きにくいという。そのため中小河川の水を地下神殿と呼ばれる施設に集め、江戸川に排水するという。水量が減ると元の河川に戻すという。あくまでも庄和排水機場は洪水予防の施設で国の予算1600億円をつかったという。いったん洪水になると住民の生活を破壊する。このような税金の使い方は納得が出来る。ただ国土交通省の役人はどうも宣伝が足りず、民主党政権時に税と安全との宣伝が不足していた気がする。予期せぬことの対応の税金の使い方は説明に尽きる。福島の汚染水の排水について、福島漁連に説明すればよいのでなく、豊洲市場関係者に十分説明することが必要である。 
 築地から豊洲へ移ってもう3年経つが地下からの汚染水はまだ出ている。しかし懸念していた風評も出ず、豊洲のタワマン価格も上昇している。
  
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高齢者の年金支給日

2023年04月14日 | 宅老のグチ
築地で現役の時、特売企画は25日であった。今は高齢者の年金支給日、偶数月の15日に特売を企画するス-パ-が増えたと思う。サラリ-マンの給与と異なるのは死んだら終わりの年金というのが特売企画者に解っているとは思えない。多分若い人が売り上げノルマ達成のための企画だろう。自分もかってはそうだった。若い人の消費分析は進んでいるが高齢者の分析は遅れている気がする。
 例えば食に関しても病気となれば一気に冷蔵庫の中身が減らず、ごみとなる。
母が自宅介護から特養に入所したら、国民健康保険で購入した栄養飲料がゴミとなった。この飲料は缶詰入りで、食料不足している人に出したらと提案した所、一応薬扱いの食料なので拒否されるという。健康保険で買ったばかりの栄養食がゴミとなった。紙おむつ等は特養で受け入れてくれたが食はだめだった。また入院となると消費が激減する。
 身体を維持するカロリ-も若い人と老人では大差があって、大盛の食品は老人は食べきれなくゴミとなる。割高でも少量の方がゴミ出しの手間が省ける。ゴミ屋敷となるのは計画性とか家事の消費分析を行っていない大量販売で安さを強調することもあるということだ。市場でゴミ値という言葉がある。セリの値段が市場のごみ処理料の値段より安いことから来ている。当然出荷者は赤字となる。生産経費と配送料・ダンボ-ル、セリ等の決済費用などを引かれると赤字となる。しかし赤字にならないと国からの補助金が出ない。農漁業は厄介な産業で世界中の国が苦労している。

 いま103万円の壁とか言って厚生年金に入らないように工夫している人が声高に話しているが、特に女性は長生きで年金の恩恵は長く続く。36歳で未亡人となった母は厚生年金制度が始まって間もない時に加入し、遺族厚生年金を60年以上支給された。物価上昇を考えても月10万円として720ケ月受給したことになる。つまり7200万円となる。国民年金保険料は無駄だという人がいるが国が破綻すれば、れより信用度の少ない企業保険が存在するとは思えない。もしそのようなことを想定するならば日本を見捨てたと同じである。
 なおこの制度の良い事は寝たきりで働けなくても生きていれば支給されることに尽きる。給与は働かないともらえない。
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新宿歴史博物館で高須4兄弟の本を購入

2023年04月13日 | 福神漬
新宿歴史博物館は今まで都営新宿線曙橋駅から訪問していたが、都営浅草線泉岳寺駅でバス便を見つけ、四谷3丁目のバス停で降りて向かった。四谷3丁目の交差点に消防博物館があって、そこでは江戸時代の火消しの模様から現代の消防への過程がよくわかる。後でこの中に図書室があって、高野長英の放火脱獄の件の資料を探してみたい。江戸時代は紙と木で出来ていた江戸は火事が多かった。
 平成26年度の新宿歴史博物館で新宿荒木町に生まれた幕末維新という特別展があって、その冊子を求めて、消防博物館から歩いて行った。10分もかからず着く。福島県郡山市出身の石井研堂が書いた(明治事物起源)の缶詰の始まりで明治3年中、工部大学のお雇い教師米国人某が、東京市四谷区津の守に住まい手云々。 と書いてあってこの米国人は他の起源本ではベンジャミン・スミス・ライマンとなっている。しかしライマンなら来日は明治3年では無いし、四谷に住んだ様子もない。この缶詰の始まりの文章は個別に検証すると誤記が多く、文献としては役に立たない。日本缶詰協会の日本缶詰史ではコラム扱いとなっている。
 もう何年も福神漬の歴史を調べているが石井の誤記は意図的に書いたと思われる。その理由は明治事物起源の編纂時期は日清・日露の戦勝後で、明治維新が薩長の力といううぬぼれの言論圧力に東北人の意地があるように感じる。四谷区津の守は江戸時代は美濃国高須藩松平家の上屋敷だった。その地で幕末の高須4兄弟が生まれた。福島県郡山も戊辰戦争で大きな被害を受けていて、さらに東北地方は明治政府の人たちからは、「白河以北一山百文」と言われていました。 「白 河以北一山百文」というのは、白河から北の地域、つまり東北地方は、「一山百文」程度しか値打ちがないと いう意味です。
 この石井の缶詰の始まりの文は石井も薩長史観をやんわり否定する事実を列記し、時に誤記をいれ、批判された時の逃げ道を作っていた気がします。
 缶詰に入れた漬物の由来から書き始め、島原の乱(鎖国の原因となった)軍用漬物、幕府漬物方の箱館五稜郭での千葉行徳の漬物商人の戦死、文化年間の近藤重蔵の紋別漬、アメリカのペリ―来航から幕末が始まっていないと暗に記述している。缶詰食品は輸出産業。新宿の農事試験場のテスト製造、北海道開拓使の缶詰製造と列記している。項目は事実としてあるが全体の論理として石井の非薩長史観が隠れて見える。
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日比谷で朝9時から映画を観る

2023年04月12日 | 宅老のグチ
昨年転居したからすでに5本以上は映画館へ行った。TVがないというのと次の転居までTVのサイズが決められないということと、介護施設の情報もなく、今に至る。
 今年はバビロンという映画の発展史を見てからすでに4本見た。
『フェイブルマンズ』(原題:The Fabelmans)は、2022年制作 脚本 スティーヴン・スピルバーグが自身の子ども時代からの映画少年になった経過の映画だった。
 映画の題名はユダヤ系の言葉で寓話という意味があるようで、フェイブルマンズ一家の物語。普通の映画の評論家の解説では芸術と仕事の葛藤と書いている気がする。日本ではキリスト教信者が少なく、アメリカでのキリスト教とユダヤ教との葛藤、それに転勤によるいじめ問題等多くの内容が映画に入っていて、終わると重苦しい。ただスピルバーグが今は成功者となっているのが救われる。
 もう30年近く前にニュ-ヨ-クのユダヤ系の人が集まるレストランに入ったことがある。よくイスラエルにみた風景がそこにあった。帽子をかぶり、中国の弁髪のような、髪の毛のしっぽが丸い帽子からはみ出ていて、観光客だった我々を怪訝な目で見ていた記憶がある。ユダヤの人はコーシャフードというのがあってイスラム教徒のハラールフードのように、ユダヤ教徒が食べてもよいとされる「清浄な食品」のこと。ユダヤ教の聖典には食べてもよい食品、食べてはいけない食品が記されており、当然のようにユダヤの人がニュ―ヨ-クで集まっていて、トランプ一家も関係している。この辺の対立は日本人にはなじみが薄く、差別を嫌うだけの教育を受けているので、人種対立をどのような言葉で出て来るか映画で表現している。キリスト教徒の高校生がユダヤ系の名前の主人公にキリストを処刑したのはユダヤ系の人だから謝罪しろと言っていた。2000年以上も前の話だ。
 朝9時過ぎの上映で、家からの電車バスはこれから仕事をする人の中を映画を観に行く。まだ慣れなくて、席に座る意欲が無い。
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九品仏の緑に癒されて

2023年04月11日 | 宅老のグチ
世田谷の九品仏に急に生きたくなって、東急田園調布駅から歩いて前回は行ったが、小田急千歳烏山駅行きのバスで行くことにした。二つ目のバス停雙葉学園前で降り環状八号の信号から下ってゆくと、九品仏の駅に着く。さらに進むと参道に入り緑のトンネルの向こうに山門が見える。大井町線が出来る前は今の東急自由が丘駅が九品仏駅で名前を変えることになったという。
 九品仏へ初めて行った時は紅葉の名所ということで、今回九品仏駅からの山門から入ると緑のトンネルだった。ふと首を振ったら閻魔様のお堂が見え、気になって入りお賽銭を投入すると、何か不審者除けのような太鼓の音がして、人の声のようなものが聞こえて、呆然と立っていた。よく耳をすまして聞くと閻魔様のお告げのようだった。目を賽銭箱に落とすと,パンフレットがあって、賽銭箱に浄財を入れるとお告げが聞こえるという。すごいシステム。このパンフレットを見て、初めて初七日の意味が理解できた。こんな日本人の仏教の基礎知識を知ったのは閻魔様のご利益と思う。
 九品仏浄真寺の境内はある仏教的意識から建物が配置されているという説明をパフレットで知った。次回のモミジ狩りの時はこれを参考にして境内を散策したい。
 来た道を戻らないで自由が丘駅に向かう九品仏緑道を歩く。緑道の下は九品仏川があって、最終的には大田区羽田で東京湾に出る。
 自由が丘駅を通り過ぎ、緑が丘駅付近で本流に合流する。呑川は、世田谷区、目黒区、大田区の3区に跨る延長約14.4kmの二級河川になる。東京工業大学付近から巨大な暗渠のような川が現れる。ということは世田谷区目黒区では川の存在が見えなくなっていて、呑川 の印象は大田区という。目黒区には目黒川があって、桜の緑道が観光名所となっている。ほんの少し目黒区の呑川があるが桜の木は無さそうで、大田区に入ると桜並木が少しある。やはり大田区世田谷区の桜の名所には呑川はなれそうにない。

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プロレスの聖地 池上本門寺

2023年04月10日 | 宅老のグチ
河鍋暁斎を福神漬の絡みで調べていたら、彼自身が江戸時代の幕府奥絵師の狩野派ということに誇りを生涯持っていた。駿河台狩野派の絵師に弟子入りし、幕末の混乱で他の狩野派の画家が没落したが、彼だけが明治初期に転身し、一般の人にも理解できる絵画を描いて生き残った。しかし明治の中頃に死去したため今は子孫の活躍で知られるようになった。
 狩野派奥絵師の菩提寺が大田区池上本門寺にある。そこの霊宝殿で本門寺所蔵の逸品を土日祝祭日に公開しているので見に行った。拝観料300円。小さな建物で狩野派の絵は自分自身はまだ理解には行っていない。 パンフレットをもらい、本門寺に散在する狩野派の墓地をさがす。地図に五重塔があって、そこには力道山墓所はこちらの方向と立札があった。本門寺境内の案内図には力道山墓所が明示されていて、別格の扱いとなっている。墓地は霊地で関係者以外の参拝は嫌われているが力道山だけが地図にも載っているし、何も持たずにでも辿り着ける。
 本門寺の大本堂の天井に未完成の龍の絵があること思い出し、その作者の川端龍子記念館はまだ行ったことが無いことを思い出し都営三田線西馬込駅から15分ほどの所の大田区立龍子記念館へ行くことにした。65歳以上の高齢者は無料。
 行ってびっくり。強大な絵画ばかりの美術館で他の絵画の美術館と雰囲気が異なっている。こんな思いをしたのは赤坂迎賓館の絵画の印象と似ている。建物の天井が高く、部屋も広くても負けない絵だった。浅草浅草寺の本堂の天井絵も龍の絵も川端龍子が描いたようだ。

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 秘境奥浅草 浅草木馬館で大衆演劇を見る

2023年04月08日 | 宅老のグチ
今年の1月に三宅坂国立劇場さよなら公演で、上演時間までの時間までのすき間時間で隣接の国立演芸場で落語会を開催していることを知り、3月の中旬に落語を聞いたというより眺めた。その中で講談があってさらに1階には講談の変遷史の展示があり、浅草木馬亭だけが講談の定席で月初めにあることを知った。今月は7日までだったが天候の都合で行けなかった。目的は天保水滸伝という講談でネットでは7回分が必要の様だ。徳川の権威が落ちてゆく時代で、治安維持機構が弱体化し、二足の草鞋と言われた博徒に治安確保を任せた地域が東千葉にあった。そこでの賭場の確保争い紛争がおこった。博徒は飯岡の助五郎とそこで浅草木馬館を検索すると、飯岡助五郎という演目が上演していた。
令和5年 4月公演 劇団鯱の公演で急遽雨天の予報が出ていても浅草へ行った。浅草の劇場街は結構うろいついていてのだが木馬館は見たことが無く住所をメモしていった。ネットでは満席で無かったし今日の入りも5分くらいだった。入場料当日2000円。12時開演 口上が20分、12時30分より蛇々丸脚本『飯岡侠客列伝』ここに飯岡助五郎と大前田栄五郎が出て来る。2時より物販、その後舞踊ショ-で3時30分終了。
 観客の95%は高齢女性とやや高齢の女性(35以上の)とみえた。
入り口で係に人に案内され、前から3列目、通路から2番目の所に案内された。自分は一人で演劇は普通一人で観るものでなく、何か一席空いているのが違和感があった。物販時間に上演者のグッズ販売等があって、その後の舞踊ショ-で一席空いていた理由が分かった。隣席の女性は上演者が変わるたびにご祝儀を懐に差し込んでいた。見たところ20万円は越していて、御祝儀が良く見える席だったので、その姿はホストクラブのように思えた。これでは家庭で大衆演劇を見に行っていると言われても、誰も解からない。
 異次元の世界は浅草を魔界にする。何も用もなく予定もない時は浅草で徘徊すれば何か新しものが見える。帰りに都営浅草線浅草駅に向かうのだが、あまりに仲見世通りが混んでいて、裏道を歩いていたら(梅の星)という梅干しとごはんを食べさせる店があった。ネットで調べると昨年末のオ-プンの様だ。東京でも京都風の漬物を売るだけでなく食事をさせる所が成り立つか気になる。次は巣鴨で食事の出来る漬物店か出来るか気になる。
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JR日暮里駅バス停の大田道灌とヤマブキ

2023年04月08日 | 宅老のグチ
コロナ明けが近く、JR日暮里駅で友人と待ち合わせ。高齢者同志なので病気と介護の話題となる。60過ぎれば統計のように人は病気がちとなる。
 そこで世間の宣伝でお客様満足度で1位ですという宣伝がある。病院ならば患者の満足度はアンケ-トが取りやすいだろう。待たせないとか治癒率が高いとか数々の客観的資料調査が出来ると思われる。しかし介護に関する満足度の調査で宣伝している所が少ないと感じる。いや全然ないのではないでしょうか。そもそも介護事業所でお客様は介護される人か介護を委託する人のどちらのことを評価するのでしょうか。特に認知症の介護の問題では介護される人の満足度は認知症ゆえに正確な調査となるか疑問であるし、死去してしまえば最後に満足な介護だったかは推測しかできない。
 身内の介護を依頼するのは、介護をする人が申請するのが普通で、よほどの自覚のある人しか自分で地域包括センタ-に相談することは無いように見える。するとお客様は介護を依頼する人になる。この満足度をどう図れば良いのだろうか。ネット情報ではやはり意見の相違とかはあるようだ。

 日暮里駅前のヤマブキの像はいろいろ比喩が含まれている。普通は和歌の知識と思うが伊藤博文の首相官邸での仮装舞踏会で伊藤にレイプされそこなった戸田極子はヤマブキを捧げる女性の仮装をした。
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ハザ-ドマップの配布

2023年04月07日 | 宅老のグチ
転居で家を借りる時、不動産屋さんの契約書類の中に地域のハザ-ドマップも入っていた。この頃地球温暖化で蒸発した海水がどこかで地上に降りた時思わぬ災害となる。最近ではパキスタン大水害で国土が水没したという。
カスリーン台風  -昭和22年関東水没から50年 報道写真集-
この台風は今は東京の大空襲と比べると忘れ去れている。時たま都市の水害が局地的で時間が経てば地域の老人しか話しに出ない。武蔵小杉駅の周辺の水害もすでに忘れられ、タワマンの価値の値下がりも消え上がっている。さらに林立するタワマンは遠くの富士見の地名を過去のものにする。富士山眺望権なども出て来るかもしれない。
 敗戦後の昭和22年9月の台風による大雨で利根川が決壊し、数日後には東京の下町まで水没した。今下町を散歩していると、海抜xxメートルという標識が多数ある。特に地下鉄の入り口が防水板が目立っていて、これでは水害になったら長期に地下鉄は利用できないと思う。河を渡る鉄道も土手の所が削られていて、決壊を想定できる。小規模な都市河川水害の経験は豊富だが、大規模水害の経験は少ない。
春日部市の観光案内書所でもらった首都圏外かく放水路のチラシとユチュ-ブで見た地下神殿を見学に行きたい。ここはスカイツリ―や東京デズニ―ランドより予定の入れ方が難しい。大雨が降ると稼働するので、入れない日もあるらしい。さらに70M近い階段があって、高齢者には無理という。確かにユチュ-ブの動画を見ていても、暇な高齢者はいないし、さらに高所恐怖症も避けたほうが良い様だ。自分も健康なうちに行かないと時間と金があっても階段の上り下りが出来ないと思う。梅雨や台風の時は見学は無理のようだ。
 地下神殿の柱はよく理解できなかったが、東京駅の地下のトンネルが地下水の上昇によって浮き気味で、重石を入れて抑えているという。同じ状態なのだろうか。関東平野で南桜井付近が比較的低く、水が溜まりやすいという。
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東電Web検針票で電気料金を見る

2023年04月07日 | 宅老のグチ
引っ越し前に東京電力から紙による電気料金は手数料が掛かると言って東電
Web検針票にした。その後に引っ越しで家が小さくなり、さらに契約電気が40Aから30Aになって、ウクライナ以後の電気料金を気にしていなかった。普通通りガス検針票が来ているので、電気が今どうなっているのかパソコン上でWeb検針票を出そうとしたが、設定したID・パスワ-ド・メールアドレスが違っていて、東電のWeb検針票にたどり着けない。仕方なく電話ですることにしたが、携帯電話でないのでSNS認証に行けない。仕方なくスマホで東京電力に電話する。そこでも大苦戦。スマホの文字入力は字が小さく、もっぱらパソコンで文章を書いていたので、パスワ-ドを誤入力で苦戦。さらに届け出してあるWeb検針票はどうも旧住所に連携したようで、今の郵便番号では受け付けない。東電の人も我慢強く付き合って、ほぼ1時間後に3月の電気料金が出てきた。これから再設定するのだが、3から4年前にクレジットカ-ド番号が盗まれ、カード会社に電話して止めたことがあった。
 今回の一件で、もう一度ネットで処理するもののリスト作成と、設定時と変わった所があった。ポイントカ-ドの住所変更をしていないので間も無く転送期限が切れるのでDMは減るだろう。企業にとって個人の情報は貴重と思えるが更新無きものはゴミデ―タで休眠情報となる。築地の時に使用していたアドレスは転送設定にしていないので、今でもごみメ―ルが着いているに違いない。
 個人情報の安全を保つには住所変更と思うがこれまた大変だった。

 暇な晴れた日に雑用をした。今日の歩数は200歩も歩かない。
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埼玉県立熊谷図書館へ

2023年04月05日 | 宅老のグチ
東京から熊谷の図書館へ叔父の航跡を探しに行った。車と電車を考えると、熊谷市立図書館は駅に近いが県立図書館はいかにも古そうでどこかの公共施設の跡地地用とも思える。もう少し文化ということを考えないといけないと思うが、叔父の調べ事から埼玉の人の東京寄りの人はいい施設を作っても、予算と人口の多い所と比較するのでみすぼらしくなる。この辺りは埼玉の交通の中心地とバス便の良い所でショッピングセンタ-跡地が良いと思う。
 さて熊谷行きは熊谷駅から県立図書館へはバス便だが、関東一の猛暑と雷ということで車を選択。東京の図書館と違って駐車場は余裕がある。さらに遠隔地ということで暇そうで目的の本と探したいものの相談が懇切丁寧。
 昭和18年9月と昭和23年1頃の毎日新聞埼玉版を出して、読みコピ-する。1枚10円。その後地域史料の閲覧でやはり気になるカスリ-ン台風の関連本を読む。
 江戸時代の幕府の治水は、江戸の供水と治水だった。その治水に関して荒川から利根川に向かい、最後は利根川東遷ということになって、ある本では東遷がが完成されたのは戦後であるという。地下神殿という春日部市の施設は東遷の最終手段だろう。
 叔父の特攻遺書の記録の喪失は親族による隠滅と想定できるのだが、当事者が亡くなり語る人もない。もうココまで来ると推測しかないのだが遺族としては何とか納得の行けるまで調べたい。
 図書館で埼玉県の慰霊碑等の由来を調べていた本、埼玉県の忠魂碑 埼玉県神道青年会 編著 
 どうやら叔父の名前が刻まれている慰霊碑が庄和総合公園内にあるようで確認に行き、見た。戊辰戦争以後庄和町では300名以上戦病死していた。戦後のGHQの圧力でも小学校等の中に今でも慰霊碑が残っている。金属供出を逃れたコンクリ-ト製の二宮尊徳像もあるようだ。今なら本でなく見ているのはスマホだろう。そのうちヘッドセットを付けたヘルメットでスマホに向かって話しかける姿の小学生の姿が見える。
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さくらレポ-ト 日銀短観の記憶

2023年04月04日 | 宅老のグチ
3月の日本銀行の短観が発表された。築地にいた時、このデ―タ作成の選考に当たってしまった。今から思うと弱小企業でこんな商売の足しにも成らないアンケ-トに参加させられたか今でも疑念に残る。印象から言うと今の裁判員の陪審員に当選したような感じがする。それでも裁判の陪審員は当選しても、欠格事由があれば当選回避できる。親族が2022年度の裁判の陪審員に当選していたが結局3月31日まで出頭要請が無かったようだ。陪審員の説明を読むと、裁判後の守秘義務の負担が重い。この守秘義務は一生残りそう。
 さて日銀の書類の記憶では、脅しのような文章があって、統計法による統計なので必ず提出して下さいとあって、回避する文言が無かった記憶がある。築地市場は農林水産省の管轄下で使用料が優遇されている。表向きは都議会の議決だが建物等の補助金は農林水産省の力で、苦しくなったら農水に頼むという気持ちが東京オリンピックの市場内の会議で思っていた。結局神田市場が大田へ移転した時の前例で予算が獲得できた。さらに事務所の床がOA配線が出来るような床となったり温水便座、追加の予算があって、豪華なホテルのような豊洲市場となった。外部の人に批判に対して、戦前の昭和10年の設備で我慢していたのと外国の人から見ても奇麗なのは当然だと明治期の欧化政策での銀座レンガ街のように思えた。最も外国人観光客は一応先進国の日本でアナログな商売と銀座の隣で見ることが出来ることを観光していたと思う。従って平気で売り物の魚を手で触っていて問題となっていた。
 日銀短観のアンケ-ト自体は月次の決算書を作っていたので、簡単だったが翌月以降の見解等の主観の所があって、こんなことを調べるのかとおもっていた。一応回答を紙に書いて、基本はネットで提出となっているのだが、HTTPS//から始まるところにアクセスし、ログインし、回答して送信すればよい。でも慣れないので結局は回答用紙を封筒に入れ提出した。3か月単位の様で2回で終わり、日銀からは来なくなりほっとした。後でピンク色の冊子が送られてきてアンケ-トの結果だった。このピンク表紙からさくらレポ-トというそうだ。結構株式市場の人たちは気にしていて、日銀も情報漏れを防ぐため複雑にして回答させると感じた。大学入試の模擬テストだな。
 アナログな紙による提出で再度は選ばれなかった。結構の数のアンケ-トが行政からやってくる。最初はまじめに提出していたが無駄を助長する行為と思っていた。確か日銀から提出が遅れた時、電話が来たことを思い出す。回答率がほぼ100%近かったのは日銀の人のしつこさだろう。
 選挙が近いのでアンケ-ト電話が頻繁に来る。SNSの強盗事件で、常時留守番設定に変えた。多分回答率は少ないだろう。
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一年の計画を4月に立てる。

2023年04月03日 | 宅老のグチ
普通は一年の計画を元日前後に立てるのだが、築地にいた時、決算の3月が終わり、決算書に昨年の分析と今年の予想の見通しの文言を考える。この決算書は株主だけでなく、関係するところにも提出しているので毎年変えることになる。コロナの3年はどう考えても見とうしを明るくは書けなかっただろう。今年に関しては、人の移動が激しくなると予想する。労働組合の力の弱い日本は口コミ情報での移動が進む。今までは転職に慣れの問題でためらっていても、物価高では給与が上がらなければ生活を切り詰めなければならない。築地の転職は激しく、世間の基準を超えている。ある日給与が低いため他の店舗で働くこともある。独立志向のあるやる気のある人ほど移動しやすい。多くの板前と称する人は転職を繰り返し、技術を増やす。豊洲移転問題の時、築地で部分工事を行えば出来ると言っていたTV解説者があったが、工事期間中に場所が辺鄙になったところは従業員から消え、その分繁盛している店に移動する。それゆえ工事日程が決まらずとん挫した。
 年収103万円の壁ということで給与が上がれば12月は休まないと手取りが減ることになる。賃上げすればするほど年末の人手の不足となる。今の年金の仕組みでは結局高齢になっても働かないといけなくなる。高齢者本でフレイルを避けるには歩くことを薦めている。政府と政治家は103万円の壁を小手先で工夫しようとしているが賃上げしないと転職を誘発する。これから給与の安い地方の若手が都心に向かう。近所のワンル-ムの入居状況を見ていると東京の一極集中はさらに進む。深夜のパ-トの動向を注視したい。
 流通関係で賞味期限の見直しが促進されそうだ。表向きは廃棄食料の削減だがコストカットになる。月初めの製造の物を欲しがる得意先に賞味期限の社内設定基準のアドバイスをしたことがある。同業他社は90日とか120日の設定で、プラス5日を提案した。テストでは90日設定でも120日ほどは安定した品質だったがやはり他者と比較して90日にしか設定ができないという。それで95日にした。その5日で月末に暇になることを避けた。コンビニの下請けは夜11時59分まで下準備をしていて、12時過ぎて工場が動き、賞味・消費期限を付ける。昔はインチキしていたが派遣等のバイトの告発もあるし、納入先の時間チェックもある。不正は高くつく。

 事務系の仕事をしていた大卒者が50代で閑職になって、過去のような仕事は無くなり、体力系しかないと思う。マンションのごみ出し仕事は安定した仕事に様に見える。カラスとの戦いをしばしば散歩中に見ていた。ここを手抜きするとゴミ置き場が汚くなり、マンション価値が下がる。ごみ散乱の阻止ははカラス対策でもある。

 考える日は歩く歩数が少ない。土手道なら車は無いが日曜はランナ-が暴走気味で油断できない。自転車ヘルメットの義務が始まって、交番勤務の警察官が自転車レ-スの選手のように見える。駐車監視員のヘルメット姿はまだ見えない。
 いつの間に財布の中の500円玉が新物の500円玉で令和4年の刻印がある。令和3年物は貴重という。自販機の対応が終わったのだろうか。カード決済で1円玉が財布の中に見えないし、寺院でお賽銭として使う。ポイントも寺院にお賽銭として寄付できないのだろうか。


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今日の行くところとする用事

2023年04月02日 | 宅老のグチ
今日行く  きょういく
今日の用事 きょうよう
ボケないための合言葉という。
運転免許の高齢者講習で、時間の認識問題があって、こんな問題は何であるのだろうと70歳の運転講習試験で思った。しかし認知症の知識が増え、自分自身で金融機関等で日付の記載が必要の時忘れることがシバシバ出てきた。
 朝起きると家族の体調確認と老柴犬の様子確認・主に排泄物内容から判断。何もなければ前日から予定を作っていたことの行動。それも天気の確認。無理して雨のときに出る必要はない。
 前日の打ち合わせで大まかな行くところを決める。最近は位置情報を家族が見れるように設定した。アップルのタグと携帯の連携。これで行き倒れになっても探すのは容易になるだろう。
 仕事と違って自分の用は急ぎでない不要の用でもある。天気次第と気分次第。統一地方選挙が近いので、自動でかかってくるアンケ-ト電話対策で、すべて留守番設定となっている。もう不要の電話だが銀行等の設定であまり携帯番号を書きたくない。コロナ期間中に郷土資料室に入る時に欠かされた電話住所の情報漏れはいつでもどこの事業所でもある。銀行等がシバシバ勤務地を変えるのは顧客との癒着を避けることから来ている。不正を防ぐには転居もある。個人のデ―タの消去はイチイチ連絡消去より、番号を変えたほうが早いし、確実と思う。半年から一年程度の有料の転送システムがあれば済むことだ。
 さて4月に入って浅草木馬館で講談を聞こうと思ったが国立劇場で耳が遠いし、話している意味も分からないことを知った。そこでユ-チュ-ブで検索してみたところ神田伯山という人気講談師の天保水滸伝があった。さらに字幕付きで便利。多分木馬館は高齢者施設でユチュ-ブと無縁の人の行くところと思いネットで7回分見ることにした。高齢者は用を作らないと引きこもりとなる。用をツクルことが仕事となる。何も浮かばない時は暇つぶしの掃除と散歩。季節は動く。
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すみだ郷土文化資料館から隅田川桜見物

2023年04月01日 | 宅老のグチ
すみだ郷土文化資料館は、3月29日(水曜日)から半年の休みを終え、開かれたので、隅田川の桜見物を兼ね訪問した。すみだ郷土文化資料館で配布された案内では押上駅の方が近そうだ。東武浅草駅に行く高架の下から墨田公園が始まり、散った桜が芝生の上に降りている。そこから牛島神社へ行き、すみだ郷土文化資料館に着いた。入り口高齢者割引を確認したが無い様だ。入場料100円。何か分厚い紙を渡され家に帰ってみると令和5年4月から始まるカレンダ-で上部の所に明治8年の東京開花暦の絵があった。まだ3日目なので残っていたのだろう。
  1階の所で昭和20年3月10日の空襲の様子と子供だった人の戦争の記憶の絵があった。悲惨。家族で一人だけ生き残って戦災孤児の人生となってしまった人も多数あった。3階が特別展。
 資料館は佐多稲子が住んでいた所だった。前に来たときは饗庭 篁村(あえば こうそん )の住いでもあった記憶が残る。
 資料館でもらった地図で、三囲神社を訪問。ここは1月の国立劇場さよなら公演・遠山桜天保日記で序盤に出て来る神社で気になっていた。竹柴其水がこの台本を作った時は、明治20年代で三囲神社の周辺には向島の料亭街が成立していたのだろうか。長命寺の桜餅を土産に買うため歩いていたら、気品の良い老女が昔風の家に入り、見ると向嶋墨堤組合という看板が見え、芸者衆の稽古場のような、見番のようにも見える。家で調べるとそこで料亭を世話することもあるようだ。見番通りに当たり隅田川のコンクリ-トの土手を見ると巨大壁、海抜30センチでは当然だろう。台風時は排水ポンプが故障すれば水没となる。長命寺の有名な桜餅をアリバイ工作で購入。5個入り1500円。桜の葉は河津桜で有名なところで漬けこんでいる大島桜の塩漬。記憶では1社しか残っていない気がする。結局5個の内3個食べた。隅田川の桜橋を渡り、台東区の法に入る。コロナ開国ということで異国人観光客が目立つ。桜橋のたもと付近で墨田区の住民が食材を売り、ごみ回収もしていた。地面にはゴミでなく散り桜の絨毯寸前だった。桜の木の下で、女子高生位が15人ほどシートを広げ花見の宴会をしていた。
 川沿いに都営浅草線浅草駅に戻る。本所吾妻橋駅から8000歩。
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