終わっちゃった 劇団ステージドアの「錨を揚げて」

二日間、３回の公演で行われた劇団ステージドアの「錨を揚げて」
全ての公演を、満員の盛況のうちに無事終了。

僕にとって、初めての演劇。
あがりはしなかったが、初回の公演は最初、緊張した。
丁度、サッカーの大一番でのキックオフした直後の感じ。
練習どおりなんだけど、相手の出方を見ながら
慎重にボール回しするような・・・

ところが最初の出番が終り、次の出番は
台詞なしで舞台に並ぶだけ。
その時に、30年一緒にバンドをやっている
仲間の顔が最前列に見えた。
その瞬間、急に冷静になってそれから後は
舞台そのものを楽しめるような余裕が出てきた。
仲間の顔を見て落ち着くなんて、初めての経験。
やっぱり、ダテに30年付き合ってないな・・・・
って、嬉しくなった。

初日はバンドや音楽仲間、友人、それに会社の同僚が来てくれた。
今日は昼の公演に、嫁さんと二人の娘が観に来た。
夜はお袋と、弟夫婦に姪。
それに、会社の先輩夫婦が来てくれた。
皆、楽しんで帰ってくれてよかった。

公演後に打ち上げパーティー。
若い役者の卵たちが、涙を流していた。
可愛らしく、凄くさわやかな仲間たち。
進路について悩んでいるのだが、
落ち着きを取り戻すきっかけになったバンド仲間や
家族みたいに4ヶ月間、稽古を重ねた仲間と
別の道を歩むのはかなりの決断が要る。
それよりも、落ち込んだ気持ちから活き活きした生活へ、
導いてくれたこの仲間たちや舞台を支えてくれた
超一流のスタッフ、演技指導と振り付け、
音楽の先生たちと別れて、これに勝る生き甲斐を
得ることが出来る気がしなくなってきた。
そういう意味でも、悩みに対する結論が出始めているのかも？

とにかく、いい舞台が出来た。
スポットライトを浴びるという麻薬のような舞台。
確実に中毒になってしまったみたい・・・

この場をお借りして、御来場いただいた皆さん
素敵な花束まで頂いて、ありがとうございました。
多分、来年も出演すると思います。
また、観に来てくださいね。

そして、今度はバンドのライブじゃぁ・・・・！