お笑い本格ジャズライブ「ギラジルカ・矢幅歩・小畑和彦・竹中俊二」

今朝は朝早くから娘を送って行ったり、サッカーの試合で
北区まで出かけたりと忙しかった。
サッカーの試合は、出番無く終わった。試合は勝てる試合を負けてしまった。
若い人に任せているのだから文句は無いのだけれど、
自分だったら局面を変える事が出来るんだけど、なかなか出番が無い。
まぁ、僕はメンバー不足の時だけと割り切っているから良いでしょう。

さて、昨日は相方とライブの練習。
僕がアレンジし直して、譜面を作ったので昨日の練習は
その一曲中心の軽いもの。来週は本番のメニューを決めて通しでやるつもり。

僕等のデュオは、基本的にギターテクニックを聞かせるものじゃなく
あくまで唄が中心のデュオ。ギターはあくまで歌の伴奏と云うのが建前。
ギターも聞かせたいけど、本質を見失うとやっている音楽自体も
何だか判らないものになっちゃうから、ギターはある程度で割り切る事にした。

僕が芝居の稽古に入って以来、僕の唄い方が変わったと相方が言う。
そういえば声が大きく前に出るようになった気がする。
それにつられて、相方のボーカルも声が出るようになるから不思議・・・
次のライブでは、少し違った歌を聞かせられる気がします。

そんな事を話しながら、今日は吉祥寺でお気に入りのライブがあるのを思い出した。
いつも相方は、何処かのライブへ出かける予定が入っているのだが、
昨日に限って、「今日、夜空いてる？」って、珍しく僕が切り出した。
吉祥寺のStringsというライブハウスで「ギラジルカ・矢幅歩・小畑和彦・竹中俊二」の
お笑い本格ジャズライブがあるから、たまには一緒に行こうかと云うことで
予約の電話を入れたら、偶然にも空いていて決まり！

矢幅歩こと、あゆむんどは唯一、僕のお気に入り男性ボーカル。
そのことは以前からチラリと相方には話してあったし、
ギラさんのブラック系の匂いがする唄は、相方に絶対気に入ってもらえると思った。
そして、元々僕よりも相方の方が頻繁にライブで演奏を聴いている竹中俊ちゃんと
僕が崇拝する「師匠」、小畑和彦さんの演奏も聴いて貰いたかった。

考えてみれば、僕が相方とライブに出かけるってそんなに無いのです。
友人のライブには何回か一緒に出かけては居ますけどね、昨日のような
ジャズ系のライブは初めて。
普段は全く趣味が違うし、敢えて合わせようとしない二人だから仕方が無い。
でも、Stringsに着くなり俊ちゃんが居て、「今日は相方と来たよ！」って
話をしたら、喜んでくれた。僕らが本当にコンビだって事も信じてくれた様子。

ライブの方は、またレベルが上がっていた。
あゆむんどはどんどん進化していますね。元々唄が上手で声を自在に操る。
そして、この2年くらいでギラさんと本当に息が合って来た。
相方も言っていたけれど、二人の声が一つに聞こえる。
一瞬、どっちが唄っているのか？判らなくなるほど声が一体化していた。
素晴らしいです。コーラスの基本だし、醍醐味だよね。

そして師匠のギターと俊ちゃんのギターは相変わらず楽しんでいる。
珍しく師匠がボトルネックを使って演奏してみたり、俊ちゃんはギターを
ループさせて持って来た鳥の人形の「ギャー」という声を演奏に取り入れる。
相変わらず、師匠のおとぼけMCも楽しませてくれたし・・・・・

相方が師匠を見て、ついこの間亡くなった「赤塚不二男」を思い出したそうだ。
なるほど、そういう雰囲気はあるね。「これで、いいのだ！」って感じ。
ライブの内容は書ききれないから、やっぱり聴きに行って貰ったほうが良いですね。

相方と初めて行ったジャズ系のライブ。演奏中におしゃべりは殆どしないで
時折、お互いに顔を見合わせてニヤリとする程度。
そういう場面も、申し合わせることなく何となく通じる相方。
だてに30年もコンビを組んでいるわけじゃないなって感じたり・・・・
相方も喜んで、楽しんでいた様子で、誘って良かった。
たまにはこういう時間が有っても良いかなって思った夜でした。