『やんちゃジジイ・ゆうちゃん』のイカすセカンドライフ

我儘で『やんちゃ』な爺さんの目標は、
周りに笑顔を振りまいて、楽しくセカンドライフを生きる事。

叔父に恩を返したい・・・・

2013年10月12日 | Weblog
ここ数カ月、頻繁に登場した叔父夫婦の話。
僕が見る限り、元気そうにしていてもやっぱり年相応に衰えてる。

若い頃に、この叔父の所へ世話になり、部屋を貸し与えられて、
三食を叔母の作った料理で賄い、末は後を継ぐ話で親戚中が納得していた。

珈琲の問屋という事で、最初の一年は直営の喫茶店で接客の修行。
それまでの僕は、舞台の仕事に携わる、いわゆる職人の世界に居たので、
お客さんと言う感覚を持たずに、無愛想だった。

お客様にお金を頂く・・・という、仕事に対する基本的な姿勢から正され、
お客様が来たら笑顔で『いらっしゃいませ』と聞こえるように言う事から
代金を頂く時には『ありがとうございました。』と、心から感謝して言う事、
お客さんにいつも気配りをして、気分よく過ごしてもらう・・・・
そういった商売の基本的な事を、しっかり叩きこまれた。

その後、問屋の営業に回り、今度は毎朝珈琲を飲まされて、ブレンドの具合や
日によって違う豆の挽き方を指先で覚えさせられたり・・・・
そして、車で客先へ配達して、お客さんの話を聞いてくる。
そんな毎日だった。

ところが僕は、後継ぎになってやる・・・・という、感覚だったから
配達に行くための車は『フェアレディーZ』だったし、
ちょっと遠い世田谷まで配達に行くと高速道路を使ってみたり・・・
仕事の後も、首都高速を使ってその『フェアレディーZ』を飛ばして、
その当時憧れていた大森に住む女性の家へ、しょっちゅう通ってみたり・・・・
そういう、いわゆる「放蕩息子」みたいな事を平気でやっていたのです。

それが、いきなり「やりたい事が出来たから辞める」と言って飛び出して
今に至っている訳です。

叔父の住居も、建てて60年。昔ながらの急な階段で、昇り降りも大変そう。
そんな状況を何とかしてやりたいので、僕が連帯保証人になって、
専用のホームエレベーターの付いた住居兼アパートを建てて、
アパートの上がりで返済と、生活費を捻出しようと考えたのだけれど、
それも考えているほど簡単じゃない。
叔父は今年の前半(旧暦だから2月~8月)は、運気が最高だったのに
後半から来年は運気が悪くなるとやらで、そう言った事を気にする叔父が
ここへきて躊躇し始めた。

元気とはいえ、やっぱり年寄りなんだから、強引に事を進めるのは
僕としては本意じゃない。
という事で、叔父と相談してこの話は一旦白紙に戻す事にした。
今日はそんな事を話しに、また叔父の所へ出かけたのです。
でも、顔を見せるだけで嬉しそうにしていたから良かった。

僕はやっぱり、我ままを許してくれた叔父に恩を返したい・・・・
なにか他に考えてみようと思いながら、帰って来た。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする