『集団的自衛権』の事についてFaceBookに投稿したら、
予想通り神輿オヤジが反応して来た。
神輿オヤジは商社マンとして海外経験が長かっただけに、見識が広く、
脳味噌の思考回路も外国人の感覚に近いものがあると、常日頃から思っていた。
だからこう云う話になると、途端に意見が食い違ってヒートアップする。
この人との関係はサッカーで言うと、仲良しのチームメイトでは無く、
『やりにくいライバルチームに居るサッカー仲間』みたいなもの。
一緒にサッカーをやるよりも、お互いの好みを出しあって試合で対戦する方が面白い。
実際にサッカーでもそう云う仲間が沢山居ます。
いわゆる『敵に回すと厄介な奴』ですね。
話を本題に戻すと、僕は『集団的自衛権』に関しては反対派。
対して神輿オヤジは賛成派。
神輿オヤジは、僕に上から目線でこう言う。
ユウちゃん、身勝手だと思われても『戦争や、人殺しには加担しない』
との主義主張を否定も批判もしませんが「立派」とは思えません。
(中略)
「後方支援をしたら戦争に巻き込まれる」とか、
「個別的自衛権から集団的自衛権に踏み込んだら戦争をする国になる」とか、
世界から見ればマトモな神経じゃありません。
国際法に照らし合わせれば、日本人が個別的自衛権の範囲だと思っていても、
集団的自衛権に該当する状況がある事を自覚出来ない国民が大半です。
海外に居る日本人が危機に直面した時に、自衛隊が出動する事もままならない民主国家が我が国なのです。
戦争と自衛の区別も出来ない不真面目な国民です。
憲法で「戦争放棄」をうたっているから、自分たちは世界一の平和主義者だと思っているのです。
ここまでくると、アッシには世間知らずは罪だと思えます。
と、ちょっと気の弱い人ならこの言葉に飲みこまれてしまうでしょう。
前の日記にも書いたとおり、僕は両親から
『戦争は、単なる人殺し。正当な人殺しなど、一つも無い』
と言われて育ってきたから、そんな意見で簡単に考えは揺るがない。
戦争と自衛の違いって何でしょうね?
どっちも喧嘩、人殺しに変わりないと思うけど・・・・と返す。
FaceBook上で延々とこんなやりとりが続いた後、神輿オヤジがこう返す。
「人殺しに繋がる事」が嫌いなのは、まともな人間であれば当然です。
でも人殺しも戦争も現実に存在するのです。
子供に現実を教えて、自分自身で正しいと思う道を選択させる事は大人の義務なのです。
それを放棄しないで下さい。
サッカー用語で表現するならば、オウン・ゴールを回避する方法を教えてあげて下さい。
なんてコメントするものだから、すかさず僕がコメント。
放棄してなんかいませんよ!
しっかり『戦争は単なる人殺し、戦争は悪い事』と
キチンと教えて、子供は私とは違って、不要な争い事をせずに育ってます。(笑)
それと『オウンゴール』は一生懸命にディフェンスしているからこそ生まれる『不運』なんですよ。
『オウンゴール』しないようになんて事を考えたら、守備なんて出来ません(^_^)ゞ
と返した。
神輿オヤジとは、一緒に酒を飲む時も、こんな話題で延々と酒を飲んだりします。
そんな訳で『近々に一杯やりましょう』で御開き。
『集団的自衛権』については、僕は断固反対。
危うい政権の数の論理で、この国の将来を変えてしまっても良いものなんでしょうか?
僕は理屈なんかどうでも良い。
『理由はどうあれ「人殺し」に繋がる事はしないし、認めない』
と言う考えは揺らぎませんね。