『やんちゃジジイ・ゆうちゃん』のイカすセカンドライフ

我儘で『やんちゃ』な爺さんの目標は、
周りに笑顔を振りまいて、楽しくセカンドライフを生きる事。

『罪滅ぼしどころか、罪を重ねている』

2015年06月20日 | Weblog

毎週土曜日は、阿佐ヶ谷にある河北病院で小一時間、痛めた右肩のリハビリ。
その後は荻窪に戻り、近所の整形外科で首のリハビリ・・・・
こんな事を毎週土曜日の午前中にやっている。
右肩に関しては、取り敢えず7月末を治療終了を目標に設定して、
あと1カ月半、今の治療と機能回復訓練を続ける事になっている。

帰宅したら11時半。ちょっと一休みした後に、午後から秋葉原の叔父夫婦の様子を見に行った。
いつも叔父を訪ねる時は、ちょっとした『手土産』を買って持って行く。
大したものじゃない、せいぜい1000円程度の煎餅やクッキーなどの簡単なもの。

受け取る相手におおむね判る、そして気にならない程度の値段のもの・・・・が大事なポイント。
高額なものを持って行くのは『野暮』、田舎者のやる事です。
かと言って手ぶらで出かけるのは、『しみったれ』。これも田舎者のやる事。
相手にさりげなく渡す手土産が『粋』なのであって、それが『江戸っ子』の文化。
そして受け取る方も『こんな気遣いしなくて良い』と言って受け取るのもお約束事。

つい最近、叔父は新車を購入した。
80歳を過ぎたと言うのに『車好き(カーキチと言います)』は歳を取っても変わらない。
『最後の車』だからと言って、本当は『外車』に乗りたかったので、
僕がアストンマーチンやシボレーを薦めていたのだけれど、
秋葉原の家の路地が2mくらいしか幅が無いので、そう云った車が入らなかったそうで、
いわゆるサイズの大きな『外車』を断念したようだ。小さなものには興味が無いみたい。

暫く乗って、運転しなくなったら僕が貰ってあげようと思っていたのに・・・・
こんな事を書いたら、また相方に
『罪滅ぼしどころか、罪を重ねている』と言われそう…

2時過ぎに秋葉原へ到着したら、叔父が昼寝を終えて2階から降りて来た。
元事務所だった1階のデスクは、今でも仕事をしていた当時のまま・・・・
そんなデスクの上に真新しいパソコンが置いてあった。
叔父は80歳過ぎて、仕事を廃業してもパソコンを手放せず、昔のお得意さんの
データーを古いパソコンから引っ張り出して、新しいPCに移設しようと試みている。
そのパソコンも、まだセッティングが出来ていないらしく、メールも繋がらない。

そこで僕が、無線LANの接続を確認して、プロバイダーのメールを開設してやった。
無事にメールが開通した事を確認するために、携帯にメールを送る。
着信を確認して、パスワードや認証IDなどを保管して、一応終了。
なんだかんだ言って、まだまだ僕の方がそう云う事は詳しい。

そんな所に突然『おかぁさーん』って言う、女性の声が聞こえて来た。
何処かで見たような・・・・・
『あんた、覚えてる?』と、叔母に言われて思いだした・・・・・。
かつて僕が外回りをしていた時に、可愛くてドキドキしていたお得意さんの娘。
可愛い上に、お祭りの時の化粧と半纏姿が様になっていて・・・・
いつも『あの子、彼氏いるのかなぁ?・・・・』と同い年の従業員と話をしていた娘さん。

そのお店には怖~いマスター、彼女のオヤジさんが居て、口を利くどころか、
無駄なお喋りして居ないで、さっさと仕事をしろと言う空気が漂っていて、
とてもじゃないがその娘に声をかけるどころじゃなかった・・・・・
で結局、僕はその彼女に声をかけるどころか、まともに喋る事も出来ないまま
叔父の所を飛び出しちゃったから、今日逢ったのは実に35年ぶり。

『あの頃、憧れていたんだよぉ・・・・』なんて言ったら、
『今頃言っても遅いよ・・・・』と、叔父叔母も大笑い。
今はその店を閉めて、森下町で『ぽん太』というお好み焼屋を営んでいるとか・・・・
昔と変わらないシャキシャキぶりを見せて、帰って行った彼女。
叔父夫婦には子供が居ないから、皆が気にして訪ねて来てくれるんだなぁ・・・・

夕方、飯でも食いに行こうと叔父が言うので、行く場所は叔父に任せたのだけれど、
叔母は『外出は疲れるので家で留守番してる、あんたら二人で行ってきな!』と言う。
3人でワイワイ話しながら食べるのが楽しいのに、何だかちょっと寂しい。

そんな訳で、御徒町の天麩羅屋で晩飯を食べて帰って来た。
この天麩羅がまた美味かった。
叔父と出かけると、こう言う御利益があるからなぁ・・・・

おっと、また相方に叱られそうです。

コメント
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