『やんちゃジジイ・ゆうちゃん』のイカすセカンドライフ

我儘で『やんちゃ』な爺さんの目標は、
周りに笑顔を振りまいて、楽しくセカンドライフを生きる事。

音楽にとって耳は命

2007年09月02日 | Weblog
ここ数日、あの暑さは何処へ行ってしまったかと思うほど
涼しい日が続いています。
昨日のライブは、そういう意味ではラッキーでした。
なんせ、暑いとスタジオで音合わせして移動すると
ギターのチューニングが滅茶苦茶に狂うんです。

それでも、昨日使った僕のギターは、ナイロン弦のものだったので
伸びたり縮んだりが激しくて、ライブの最中にも2、3回の調弦を
しなければならなかった。
今はチューニングもギターに取り付けて合せる物があるので
昔に比べると、随分楽になったものです。

でも、不思議と音がぴったり合ったときは耳で判る。
気持ちよい響きを体が覚えているんですね。
でも、これが一時期全くできなかった事がありました。

原因は、ウォークマン。
耳にイヤホンをつけて聴いているうちに、音に対して鈍感になちゃった。
よく、大きな音で音楽を聴いている人が多いけれど、
音楽をやる人は、絶対に止めた方がいいですね。
音楽にとって、耳は命ですから。

それで、ここ10年くらいはイヤホンで音楽を聴く事って滅多にないです。
練習の音源を帰りがけに電車の中で聞くくらいかなぁ・・・・
お陰で、微妙な音に対して耳が反応するように戻りました。

実は、これ仕事でも同じような事があるんです。
僕の担当している超高圧電子顕微鏡は100万ボルトを出すために
高電圧発生用のトランスを使っています。
このトランスの使用していた励振周波数が昔は3KHzだったのです。
この音は人間の耳には聞こえるので、顕微鏡を使う人はいつも
この音を聴き続けている。
人間は、そういう状況にいるとその特定周波数にだけフィルターをかける。
つまり高周波の音に対して難聴気味になる。
I-podが流行っていますが、出来るだけ止めた方がいいですね。
それでも我慢できないなら、格好悪いけど外の音が聞こえない大きなヘッドホンにする方がいいでしょう。
こういうヘッドホンはかなり高価になりますけど、
難聴になるよりはいいでしょう?

ドイツでは、そういうことに対してうるさいので、顕微鏡のオペレーターは
飛行場で誘導員がしているような防音用のヘッドギヤをしています。
そんな問題が20年続いていたので、僕が可聴周波数ではない20KHzで
高電圧を発生させる電源を開発したと言うわけです。
今では、我社の電子顕微鏡は音がしないのが当たり前。
初めて世の中に出した時は、世界中の学者が「素晴らしい」と言ってくれました。

そういうこともあって、僕は音楽を聴く場合にはオーディオか
車のカーステレオで大きな音で聴くようにしています。
大きな音で聴いても、耳の穴に直接音を押し込むよりはずっと良くて
問題はありません。
音楽は生で聴くのが一番ですが、出来るだけスピーカーから出る音を
聴くようにしましょう!

そして、「ロックはでかい音で聴け」です!
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