今日はいつものように夜間採集へ港に行く。風が無く海の中もよく見えるのだが、潮が下げていて期待薄の状態。浅い場所では底まで見えている。そんな中、壁際にハゼがいるのが確認できる。クモハゼだろうと思い、タモ網で掬ってみる。するとクモハゼではなく今までに採集したことのないハゼだと直ぐにわかり、更に見覚えのあるハゼでもある。フグ毒を持つことで有名なツムギハゼのように見えるが、ハゼは種が多いうえ、ここはツムギハゼの生息域ではないので別種だろうと思う。その後、また同じような形で同じハゼを採集。2個体も採れれば更に別種を疑う。家に帰り調べると驚くことに、やはりツムギハゼである。ツムギハゼはフグ毒を持つことで有名で昔から知っていたが、沖縄や南の島に生息しているイメージで、出会う事はないと思っていた。しかも今回、2個体も採れ、更に驚いてしまう。まだ生きているので標本写真は撮らずに一応、活かした状態で大学へ持ち込むか検討する。











ツムギハゼ

ニセクロホシフエダイ幼魚