今日は定置網漁を終え、水揚げ後市場内を散策。すると、トラカマスが1個体水揚げされている。トラカマスとは2か月前に鹿児島・宮崎県沿岸から得られた標本を基に日本初記録種として報告されたばかりの新顔の魚である。だが、ここでは以前から水揚げされており、ここで撮った古い写真のデータを見ると14年も前である。このカマスには鰓に鰓耙がなかったので当時はオニカマスと思っていたが、オニカマスの特徴でもある尾鰭後縁の形状が違い、同じく鰓耙がないオオカマスなのだろうかと迷ってもいた。ところが数年前から別種であるという話を聞き、ようやく日本初記録種として報告され、標準和名トラカマスと呼べるようになった。ここ数年急激に定置網や市場で見る機会が増えている。ただ、ここで見られるトラカマスは尾鰭が一様に黄色い個体と上葉よりも下葉の方が黄色みが強い個体といて、ちょっとそれが気になる感じである。
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トラカマス