今日は土曜日という事で恒例の夜間採集へ行く。現場に着き採集するがクサフグやオヤビッチャの幼魚など、いつものメンバーばかりである。実は明日は何も予定が無いので今晩は徹夜覚悟で採集しようと初めから考えていた。更にいつもの港だけではなく、外海に面している港をいくつか廻ろうと計画を立てていた。という事でいつもの港は直ぐに撤収し、車を走らせる。ところが一番期待していた港に着くと、深夜でも土曜日という事で釣り人に占領されており、採集はできずちょっとショック。気持ちを切り替え直ぐに別の港へ急ぐ。だが、今日は大潮で更に丁度干潮時間という事で潮は極端に下げており、岸壁からでは高さがあり、タモ網がギリギリ届くくらいである。このような状態では欲しい魚を見つけてもタモ網が届かず悔しい思いをしそうなので、逆に港ではなく浜に降りて採集をする。すると転石の下から小さなハゼ類が顔を出しており、それらを採集。すると大きなハゼを発見し、大きなドロメだろうかと思い採集する。見るとドロメではなく、体型はサラサハゼ。だが、自分の知るサラサハゼはこのように鮮やかな体色ではなかったと思い、現場では種はわからなく持ち帰る。今回はハゼ類のほかに体側に黒斑のあるフエダイの仲間の幼魚も採集。家に帰ると既に4時を回り、平日ならもう少しで起きる時間である。採集したハゼを調べるとやはりサラサハゼである。サラサハゼがこんなに綺麗な魚であるとは自分がよく知らなかっただけである。サラサハゼは初採集。一応、全て生きているので後の事は起きてから考えることにして、とりあえず就寝。
*後日、魚ボラでイッテンフエダイと同定されました。
サラサハゼ