2週間前の夜間採集で透明で謎な稚魚が見つかり、腹鰭で壁にへばり付く行動からハゼの仲間だろうとわかったものの、魚種までは見当もつかず飼育して経過を見ようと持ち帰り、簡単に空いていた水槽に海水を張り飼育にチャレンジした。このような透明な稚魚は着底すると早いうちに体色が出て来る可能性が高いので、ある程度体色や模様が現れれば魚種がわかるだろうと考えていた。でも、FBにアップしたところ、魚種はボウズハゼであることを教えて頂き、あっさりと回答が出てしまう。でも、折角だからその体色が現れる変化を観察しようと飼育を試みる。すると思った通り、直に横帯が現れて来る。ところがここで色々と疑問や問題が発生。一応、餌として港からプランクトンを採取して来て与えていたが、食べている行動が確認できない。採集した時は水面を泳いでいたので、まだ浮遊期でプランクトン食だったと思われるが、今はもう水槽の底におり、着底した模様。そうなると餌は親と同じく苔類を食べるようになる可能性がある。また、淡水魚のボウズハゼなので、着底すると川へ遡上すると思われ、水槽の水が海水のままで良いのだろうかと。今の水槽はまだ仮に立ち上げたばかりなので、苔などは生えておらず餌が無い状態である。更に淡水魚の水槽は以前から構えてあり、苔も生えているので、一番の理想はその淡水魚の水槽へ移すことである。という事でボウズハゼのみをバケツに移し、海水の中に真水を徐々に入れて行き、汽水、淡水へと移行を試みる。ところが時間をおいて見に行くと、バケツは蓋をしていたにもかかわらず少しの隙間からかボウズハゼの稚魚がバケツの外に出てしまっている。バケツの中に直ぐに戻すがもがいている感じなので水が合わないのかと思い、元の海水の水槽に入れる。すると徐々に弱って行き、死んでしまう。今回、真水を入れることにより苦しみバケツから出てしまったのか、ただ単に逃げようとして出たのかはわからない。やはり、海から川への遡上はそんな簡単な事ではないのだろう。結局体が白くなってしまう前に撮影は出来たものの、その撮影すら鰭は開かず、体は真横を向いておらず失敗に終わる。
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