お魚三昧生活

鹿児島の定置網で獲れる魚や市場の魚、鹿児島大学総合研究博物館魚類ボランティア(魚ボラ)の事などを紹介します!

夜間採集でソウシハギ幼魚

2020年05月23日 | 採集
 今日も毎週恒例の夜間採集へと誰もいない港に向かう。最近はメバル属幼魚があちこちで確認されているので、この港にもいるだろうと思い探す。だが、結局見つけることが出来ないうえ、他の魚も見つからず、今週も惨敗かと思われた。帰ろうとしたその時、船の係留ロープに沿うように漂っている魚を発見。ソウシハギの幼魚である。ソウシハギの幼魚は定置網にも入るものの、定置網では他の魚に揉まれてしまい、背鰭棘が折れてしまう事が殆どであり、状態が良くない。背鰭棘が折れないように気を付けながらタモ網で丁寧に掬い採集。綺麗な状態で採集することが出来た。そのほか同じく係留ロープに付いているハナオコゼの幼魚も採集。こちらはその場で写真だけ撮り放流。ソウシハギの幼魚は持ち帰り、無事に標本写真も撮影することが出来た。


ハナオコゼ幼魚




ソウシハギ幼魚
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アカメバル幼魚

2020年05月23日 | 定置網
 今日は定置網漁を終え、市場に帰港すると漁協の定置網の人が珍しい魚が獲れたと持って来てくれる。見るとメバル属の幼魚である。今年は既にうちの定置網や港内でメバル属の幼魚が確認されており、遂に他の定置網でも発見となる。やはり漁協の定置網の人でもメバル属の魚は珍しいという認識なのだろう。この個体もアカメバルの幼魚のようである。今年はやはりアカメバルの幼魚が広い範囲に存在しているみたいである。今日はそのほかマツバスズメダイも標本用に頂き、共に魚ボラの標本用に確保する。

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