今日は水曜日で鹿児島大学総合研究博物館の魚類ボランティア(魚ボラ)の日。最近はよく大学へ行くのだが、魚ボラの日にはタイミングが合わず長いこと行っていない。今日も予定があり行けないと思っていたが、急遽行ける事になる。今朝、市場を覗くと小さなバショウカジキが揚がっており、長い吻も折れておらず、大きな背鰭も破れていない。小さいとは言え、冷凍保存できるサイズではない。今日は大学へ行くので確保し持ち込むことにする。また、昨日素潜り採集で得た魚も生かしているので一緒に持ち込む。バショウカジキを運ぶ為に車に積んだ容器にも体全体が入らず、細い吻を出した状態となり、折らない様に慎重に大学へと走る。大学へ行くと既に沢山の標本の処理作業が始まっている。そこに急に面倒そうなバショウカジキや活魚を持ち込むのはちょっと心が引ける。でも、今日は魚ボラの日と言う事で参加人数も多かったので助かる。昨日の素潜り採集で得たエソはやはり全てヒトスジエソに同定される。ヒトスジエソは昔はなかなか見つからなかったのだが、採集したエソが皆そうだという事も驚くが、今後ミナミアカエソを探す困難さも痛感する。バショウカジキも背鰭の鰭膜を破ることなく展鰭され、標本撮影にホルマリン固定と無事に標本登録をしてもらう。やっぱり珍しい魚などが手に入り大学へ走ることがある時はなるべく水曜日であってもらいたいのだが、そのタイミングも日頃の行いが良くないと駄目なのだろうか。
今朝の市場に揚がっていたバショウカジキ(一番右はシロカジキ)
確保した小さなバショウカジキ
素潜り採集で得たヒトスジエソ
素潜り採集で得たアミアイゴ
アミアイゴ
バショウカジキを展鰭
バショウカジキを撮影
バショウカジキ
コシナガ
前に持ち込んだモノノケトンガリサカタザメの固定が終わり、ホルマリンを抜くため真水に浸けられる
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