今日は市場で水揚げ作業をしているとお隣の定置網の方に珍しい魚が獲れたと教えてもらう。見に行くとトビハタの若魚である。魚ボラの標本用に有難く頂く。トビハタは稚魚・幼魚が今年の4月に相次いで別な定置網に入網し、標本用に頂き確保している(ブログ2021 4.3)(ブログ2021 4.7)。このサイズのトビハタはうちの定置網で7年も前に初めて獲れ(ブログ2014 10.29)、それ以来は見ていないので久し振りの若魚とのご対面である。その当時と同じく体には成魚や幼魚では確認できない斑紋が現れている。稚魚、幼魚、若魚と標本は揃ったものの成魚はまだ確保していない。たまに市場に揚がるのだがこの見た目でもハタの仲間である。成魚となると高値が付き、なかなか手が出ず、幼魚、若魚、成魚とコンプリートするにはハタ類独特の壁が立ちはだかる。
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