お魚三昧生活

鹿児島の定置網で獲れる魚や市場の魚、鹿児島大学総合研究博物館魚類ボランティア(魚ボラ)の事などを紹介します!

初ではないがアミアイゴ採集

2021年10月19日 | 採集
 今日は快晴で穏やかな天気である。でも、午後からは時化模様になるという予報である。仕事が終わってもこれから本当に時化て来るのかと思うような穏やかな海である。風が吹いて来たら止めればいいと思い、素潜り採集に行く。今回もまだ薩摩半島で記録の無いミナミアカエソ狙いである。とにかくエソをひたすら探す。すると、早くも大きなエソを発見。サイズ的にアカエソになるのかもと思うが採集に掛る。簡単に採集出来るだろうと思って気を抜いていたら手網に入ったものの大き過ぎて逃げられてしまう。その後、サンゴの下に潜られてしまい諦める。その後は小さなエソを見つけ採集。エソを探している途中でアミアイゴを見つけてしまう。アミアイゴは3年前に小さなアイゴの幼魚を採集していて、その個体が魚ボラでアミアイゴと同定されたのだが、まだ体側の模様がハッキリとしていない状態だったのでわかり易い個体を探していた。これは採集しなければと思い採集に取り掛かる。だが、とても臆病で直ぐに小さなサンゴの下に潜られ、なかなか出て来ない。しばらく待っても出て来ないのでいないのかと思い潜ってサンゴの中を隙間から覗くとおびえるように隠れている。サンゴの周りを網で囲い、出て来るのを待つが埒が明かないので棒を探し、それで突いてみる。何度かしてようやく出て来て網にかかり採集。これで1時間程使ってしまう。そんな事をしていると海上は既に時化模様となってしまう。だが、まだ魚を探せるのでエソを探す。最終的に4個体採集して波、うねりが高くなって来たので諦める。アミアイゴに出会わなければもう数個体採集できたかもしれないが、アミアイゴを確保できたので良しとする。そのほか久し振りにノドグロベラを見つけたので採集する。港横のエントリーポイントに戻ると行きには大勢で賑わっていた釣り人も皆時化でいなくなり、私の車がポツンと1台だけ取り残された感じで止まっていた。陸に上がり採集したエソを見ると4個体共同じ種に見え、またヒトスジエソかなと思う。



逃げられた大きなエソ(サイズからアカエソかな)



アカハチハゼ幼魚(今年はあちこちで確認出来る)



気付けば大きなうねりと波で時化模様



今回の採集成果



アミアイゴ(危なくて手で持てず)



ノドグロベラ



ハナキンチャクフグ
コメント
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