お魚三昧生活

鹿児島の定置網で獲れる魚や市場の魚、鹿児島大学総合研究博物館魚類ボランティア(魚ボラ)の事などを紹介します!

オオモンカエルアンコウ

2019年10月07日 | 日記
 今日は水揚げ終了後、本船をいつもの場所に係留し船外機で帰ろうとしていると、漁師さんが声を掛けてくる。行ってみると面白い魚が獲れたと真っ黒い魚を渡される。見るとカエルアンコウである。カエルアンコウは体色に様々なバリエーションがあり、黒くても珍しくはないが、これだけ真っ黒いカエルアンコウは見た事が無い。もしかしてと思いよく観察するとエスカの形状が普通のカエルアンコウとは違う。ひょっとしてオオモンカエルアンコウではないだろうか。オオモンカエルアンコウは今までに標本は確保しているが、これだけ小さな個体は初めて見る。家に帰り調べるとやはりオオモンカエルアンコウとなる。今日は昨日の深海エビ漁で確保した標本を魚ボラに持ち込む予定なので、鮮度の良い状態で持ち込むことが出来そうである。ただ、今日の魚ボラはオーストラリア連邦科学産業研究機構の魚類コレクションの管理者が来ており、歓迎会が行われるので標本が無くても伺う予定であった。歓迎会という事で逆に標本処理できる状態ではないような気もする。




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