今日は風が強く定置網漁の出漁を断念。陸で仕事をしていると風が止み、出漁。他の定置網も出漁する。操業を終え帰港し市場を覗くと大きなカマスの仲間が水揚げされている。これはと思い直ぐに見に行く。すると思った通りヤシャカマスの様に思える。ヤシャカマスは魚ボラの学生が論文を執筆し、2年前に日本初記録種として標準和名が提唱された。それまでに標本は確保していなかったのだが、これまで私が定置網や市場などで撮ったオニカマスの写真の中にヤシャカマスが混ざっており、論文に写真資料として使って頂いた。オニカマスと思って撮っていた写真は近年の個体は殆どがヤシャカマスで、逆にオニカマスが最近見つかっていない状況である。標本を確保していなかったので、今度見つけたらサイズに関係なく確保しようと思っていた。という事でこの個体を魚ボラの標本用として即座に確保する。勢いで確保したものの、このサイズは家の冷凍庫に入るはずもなく、今日は土曜日なうえ夕方には私も加盟している地域団体の草払いに参加しなければならない。仕事が終わり、大学に連絡してみると学生はいるみたいである。一応、大学へ往復する時間はギリギリあるので走る事に。だが、本当にギリギリなので大学の門で学生に標本を渡し、大学構内には入らずに帰宅。帰宅し準備して草払いもギリギリで間に合う。オニカマスはよく港の中などで幼魚を見掛ける。この幼魚もヤシャカマスが混ざっている可能性があるので、今度は幼魚も確保しようと思う。
ヤシャカマス
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